【川田俊男】東京電力は26日、福島第一原発4号機にある燃料プールから核燃料を取り出す2回目の作業を始めた。1回目は未使用の燃料だったが、今回は初めて使用済み燃料を別の建物の共用プールに移す。

 使用済み燃料は、原子炉で燃やした後に保管していたもので、強い放射線を出しており、危険性が高い。燃料プール内には未使用の燃料が180体あるが、危険度を早く下げるため使用済みを優先して移すことにした。この日は午後2時23分から取り出し作業を始め、燃料集合体6体を順次、輸送容器に入れた。