中国は平行して空軍力をアピールした。国営中央テレビ(CCTV)は、東海艦隊所属の戦闘機「殲10」数十機が大規模な空中戦訓練を行ったと伝えた。殲10は中国空軍・海軍の主力戦闘機で、2006年に実戦配備された。
一方、日本経済新聞によると、米国と日本は東シナ海上空での監視・偵察活動を強化することを決めた。同紙はまた、米軍が無人偵察機「グローバルホーク」などを東シナ海上空に集中投入する計画だと伝えた。グローバルホークは高度2万メートルの上空から高性能カメラで中国の戦闘機の離発着状況を監視できる。
韓国政府は防空識別圏問題が米中の対立に発展することに困惑している。韓国政府は中国が防空識別圏に離於島(中国名・蘇岩礁)を一方的に含めたことに正面から反発しており、日米と同じ船に乗った形だ。しかし、米中、中日が対立する東シナ海南部については、特定国を支持することもできない状況だ。韓国外交部(省に相当)関係者は「韓国は離於島を問題にしているだけであって、米中対立には何も言いにくい」と話した。
米国が1951年に韓日の防空識別圏を定めたことで、離於島と馬羅島周辺の上空が日本の防空識別圏に含まれたことについても、韓国政府は世論の批判にさらされている。韓国は日本や米国とも対立しうる状況だ。韓国政府当局者は「問題の本質は韓国と中国の防空識別圏問題だったが、対立が多角的に広がり、対応が困難になった」と述べた。