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福島第一 汚染水処理3系統で試運転11月21日 17時2分
ことし6月、東京電力福島第一原子力発電所で、腐食が原因の水漏れが見つかった汚染水の新たな処理設備は、21日から3つある系統のすべてで試運転が再開されました。
今後、性能の改善などを行って来年から3系統での本格運転に入る見通しです。
汚染水の新たな処理設備、ALPSは、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除くことができるとされる汚染水対策の要ですが、試運転中のことし6月、3つある系統のうちの1つでタンクの腐食が原因の水漏れが起き、試運転を停止して腐食を防ぐ対策をしてきました。
これまでに対策が終わった系統から順次、試運転を再開し、最後の1系統も21日から試運転に入りました。
東京電力によりますと、これまでの試運転でコバルトやアンチモンなど4種類の放射性物質が十分に除去できておらず、今後、腐食対策の効果の確認とともに除去性能を改善することにしています。
このため、ALPSの3系統での本格運転は、当初の予定だったことしの秋から遅れて、来年になる見通しです。
東京電力は、来年以降、処理設備を増設して、平成27年3月までに敷地内のタンクの汚染水をすべて処理することを目指すとしています。
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