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福島の新米 両陛下のもとに11月27日 14時33分
宮内庁は、福島県広野町から職員の食堂向けに提供された新米を天皇皇后両陛下の意向を受けて両陛下のお住まいにも届けたと発表しました。
東京電力福島第一原発から30キロの圏内にある福島県広野町では、水田の除染がほとんど終わったことなどから、ことしから米作りが全面的に再開されました。
町では、この秋に収穫された新米の安全性をPRしようと、首相官邸や各省庁の職員食堂などに無償で提供することを決め、今月20日、宮内庁にも120キロの新米のコシヒカリが届きました。
宮内庁は、この新米を27日から職員食堂で提供することにし、風岡長官が両陛下に説明したところ、天皇陛下は「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」と述べられたということです。
これを受けて宮内庁は26日、両陛下の1食分の新米をお住まいの御所に届けたということです。
両陛下は、原発事故の風評被害を心配するとともに、風評被害に苦しむ人たちに心を寄せ続けていて、ことし7月に福島県を訪れた際にも、地元でとれた桃を食べて農家の人たちを励まされました。
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