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放射線量測定の新機器を開発11月21日 17時52分
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地表の放射線量が高い場所を素早く調べることができる機器を、千葉市にある放射線医学総合研究所などの研究グループが開発し、局所的に放射線量が高い、いわゆるホットスポットがあるかどうかを効果的に調べることができると期待されています。
計測機器を開発したのは、千葉市にある放射線医学総合研究所と放射線機器メーカーの研究グループです。
計測機器は荷物を運ぶ台車のように手で押して動かしながら測定するもので、底の部分には、縦16センチ、横20センチのセンサーが取り付けられています。
1つの地点を1秒間で通り過ぎるスピードで計測機器を動かし、地表から10センチの高さの放射線が一定の値を超えると、手元のモニターが赤く光って知らせます。原発事故のあと、公園のくぼんだ場所などでは局所的に放射線量が高い場所が見つかる、いわゆるホットスポットが問題となっていましたが、これまでの計測機器では1つの地点を10秒から30秒間動かさずに測定する必要がありました。
今回開発された計測機器を使うと、これまでの10倍以上の早さで広い面積を調べることができるということです。
開発に当たった放射線医学総合研究所の白川芳幸研究基盤技術部長は「この機器を使えば放射線量の高いところを素早く見つけ、優先的に除染することができる。家庭の庭を調べれば安心につながると思う」と話しています。
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