米物流不動産大手のプロロジス（カリフォルニア州）は26日、大阪府茨木市に同社として国内最大の物流施設を建設すると発表した。現在、国内で51棟をすでに運営・開発しており、今回の物件を含めて今後８棟を追加するという。インターネット通販の利用拡大で、複数の荷主が入居可能な多機能型の物流施設の需要が伸びており、新規施設の開発を加速する。
大阪府茨木市に延べ床面積が約18万７千平方メートルの大型物流施設を2016年をメドに稼働する。今後、千葉県市川市や茨城県古河市など首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の延伸周辺地域などで新規物件を建設する。
同社の物流施設は楽天や衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイなどの通販会社が利用する。物量拡大を受けて入居需要が伸びている。プロロジスのハミード・モガダム会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は「今後も年間500億～600億円の日本向け開発投資を維持する」と説明した。
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