Study: Never Too Late to Take up Exercise
Elderly people who take up exercise in their 60s are three times more likely to stay healthy both mentally and physically than their inactive peers, new British research suggested.
■チェック
・never too late to 〜するのに遅すぎることはない
・take up exercise 運動を再開する、再び始める
・more likely to 〜する可能性が高い、〜しがちである
・stay healthy 健康であいる、健康を維持する
・inactive peers 活動的でない仲間 → 同年代の運動していない人たち
■対訳
「研究:運動を始めるのに遅すぎはない」
60歳台で運動を再開した高齢者は、同年代の運動していない人たちよりも、精神的にも身体的にも健康を維持する可能性が3倍高いという。英国の新研究が示唆した。
■訳出のポイント
It's never too late to V は 「〜するのに遅すぎることはない」という言い方です。
例えば、
It's never too late to fall in love. といえば
「恋をするのに遅すぎるということはない」。
また、
It's never too late to learn. は
「学ぶのに遅すぎるということはない」 の意で、日本語の 「80の手習い」 にあたる諺となっています。
しばしば It's を略し、Never too late to の形でも使われるので、チェックしておきましょう。
take up は、中断したことを、あるいは中断したところから 「再び始める」という意味の句動詞です。
ここでは、take up exercise で 「運動を再開する」、つまり年を重ねるうちに運動しなくなってしまったような高齢者たちが60歳台で 「再び運動をするようになる」 という文脈で使われています。
more likely to V は 「〜する可能性が高い」 「〜する傾向が強い」「〜しがちである」 という言い方。
今日の場合は three times more likely to 〜 という形なので、「〜する可能性が3倍高い」 ということです。
stay healthy は文字通り 「健康(な状態)でいる」 「健康を維持する」。
stay healthy both mentally and physically で「精神的にも身体的にも健康を維持する」 となっています。
peer の語源は 「等しい」 「匹敵する」 という意のラテン語 par。
ここから、地位・年齢・能力などが 「同等の人」 「匹敵する人」という名詞となり、「同僚」 「同じ分野の人」 「仲間」 といった意味でも使われます。
ここでは、 their inactive peers で 「活動的でない同年代の人たち」→ 「運動を(再開)してない同年代の人たち」 ということです。
この研究は、定年退職する前後の健康な男女3500人を8年間追跡調査したもの。
60歳台で運動を再開した人たちの間では、心臓病、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー、うつ病などのリスクが3分の1だったということです。
また、これらの人たちは、洗濯や着替えなど日常活動における困難さも少ないという結果でした。
研究者らは、生涯を通じて運動を継続できればもちろんそれが一番ですが、
Never too late to take up exercise.
「いくつになっても遅すぎることはないので、運動は再開した方がよい」
といっています。
■編集後記
なかなか運動を長期間継続して続けるのは難しいです。僕はジョギングとウォーキングを続けてますが、これなどもなにかがきっかけで1ヶ月休んだり。。でも続けてますが。。最近筋トレを休んでいたので再開します(汗
(裏)引越し2日目の朝。米も持って行かれて何も食べられない(汗