2013.11.27 05:03(2/3ページ)

西岡グラティ消える!?掛布DC苦言で虎ナイン話し合いへ

ベストナインを受賞した阪神・西岡=26日、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・桐山弘太)

ベストナインを受賞した阪神・西岡=26日、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・桐山弘太)【拡大】

 必死のパッチで考え抜いた「Gratiii(グラティ)」が存亡の危機だ。発案者のひとりである西岡が、歓喜の決めポーズを来季どうするかについて口を開いた。

 「(来季に向けて)選手間で考えながら、いろいろと話をしながらやっていけばいいと思う。反対されている方がコーチになるわけですし。和を乱してまでやろう、とは思わないです」

 本塁打を放った選手をナインがベンチ前で出迎える。そして、全員が3本指を突き立てて天に向かって解き放ち、思いきり叫ぶ! 関本と西岡らが昨季5位と低迷していたチームの重い雰囲気を変えようと考えたものだ。伝統を重んじる阪神には珍しい新パフォーマンスに大喜びしたファンも多かった。球団側はTシャツを製作し、飛ぶように売れた。しかし…。

 今年8月初旬。「プライドをかけて戦っている相手に対して尊敬の念が感じられない。ダメとは言わないが、やる場面を考えてほしい。相手を挑発する行為。米国だったら報復されますよ」。MBS系情報番組「サンデーモーニング」に出演した掛布氏が苦言を呈した。

 マートンやメッセンジャーら助っ人勢も喜んでやっていたのは事実だが、かつてのミスタータイガースには受け入れがたかったようだ。8月下旬には西岡が「賛否両論あると思いますが、やってみました。相手ベンチに向かって、そういう気持ちはまったくありません」と話していた。その後、状況が変わり、掛布氏は今秋からGM付育成&打撃コーディネーターに就任。掛布DCが基本的に2軍を指導することが決まったのを受けて、西岡は真摯に善後策を練ることを語った。

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