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'13/11/27

秘密保護法に各地で抗議の声



 特定秘密保護法案が衆院を通過した26日、中国地方では市民団体や、米軍基地、原発を監視する団体などが一斉に抗議の声を上げ、国民の理解を得ないまま成立へと進む同法案の廃案を求めた。

 広島市中区の本通交差点では衆院本会議の開会を前に午後5時半から、市民団体「STOP!国家秘密法 広島ネットワーク」の約20人が安倍晋三首相たちに宛てた抗議文を刷ったチラシを配布した。共同代表の沢田正さん(64)は「官僚や政権の思うままに秘密が指定され、国民の知る権利がなくなる」と声を張り上げた。

 広島弁護士会の小野裕伸会長は中区で会見し、「審議入りから20日間で可決というのはあまりに拙速」と与党による衆院通過の強行を批判。安倍首相や衆参両院議長に廃案を求める声明文を送った。福山市のJR福山駅前では市民団体「STOP『秘密保護法』福山緊急行動」の約50人が抗議のチラシを配り「審議不十分だ」と訴えた。

【写真説明】特定秘密保護法案の採決強行に対し、街頭で抗議の声を上げる市民団体のメンバー=広島市中区(撮影・高橋洋史)




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