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反維新の姿勢鮮明 尾立代表「都構想に反対」

2013年11月26日

 民主党大阪府連(代表・尾立源幸参院議員)は24日夜に開いた政治資金パーティーで、政権を再び担うためにも2015年春の統一地方選で勝利することを期した。府連が招いた竹山修身堺市長は、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の擁立候補を破った今年9月の堺市長選勝利に言及し「大阪の政治状況を変えるきっかけになった」と述べ、反維新の機運を高めた。

2015年の統一地方選勝利と、その後の政権奪還を期する民主党府連の関係者=24日夜、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪

 維新の会が掲げる「大阪都構想」について、尾立代表は「反対していきたい」と語り、前回統一地方選で議席を奪われた維新の会との対決姿勢を鮮明にした。

 党本部から出席した大畠章宏幹事長はパーティーに先立つ会見で、堺市長選の結果を踏まえ「(都構想は)府民が練り上げたものになっていない。地域主権の発想からすると無理がある」と批判した。

 都構想をめぐって、橋下市長は15年4月の都移行を目指すが、竹山市長は本紙取材に「大阪市議会はペケだ」と語り、他会派の賛同が得られないとの見解を示した。