鏡の前で、名前を言うと
日本では怪談を聞いてひんやりとした気分を味わい、夏の暑さをしのいだりします。でも、アメリカでは夏の怪談という文化はないようです。そこで友人に何か怖い話を知ってる?と聞くと「ブラッディー・マリー」という返事が返ってきました。
ブラッディー・マリーと言ってもお酒ではありません。
その怖い話というのは、むかし、森深い村で少女が次々と消えるという怪事件が続いていました。村のはずれには魔女と噂されるブラッディー・マリーという名の女が住んでいて、その魔女が少女をさらい、なんと少女の血で若返っていたのです。ある日少女をさらうところ見た村人たちが、その魔女を銃で撃ち、火あぶりにかけました。ブラッディー・マリーは燃え盛る火の中で「鏡の前で私の名前を呼んだなら、復讐のために再びこの世に現れるだろう」という呪いの言葉を残した、というのがあらすじです。
その呪いから、今でも鏡の前で3回ブラッディー・マリーの名前を唱えると、何か恐ろしいことがおきると言われているそうです。やっぱり万国共通「鏡」というのは不思議な力があるものですね。
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