毎日新聞 11月26日(火)20時39分配信
大阪市議会は26日、セクハラや市議への問題発言で懲戒処分を受けた榊正文・淀川区長(46)と森伸人・東成区長(54)の更迭を求める陳情書を、賛成多数で採択した。2人は公募で民間から採用された。法的拘束力はないが、維新を除く公明、自民、民主系、共産の4会派が賛成した。
森区長は部下へのセクハラ行為、榊区長はツイッターでの発言で、いずれも減給(10分の1)1カ月の処分を受け、「区政を混乱させ、区長にふさわしくない」との陳情書が市民から提出されていた。議会事務局によると、職員更迭を求める陳情の採択は異例だ。
またこの日の議会では、市内で最大震度4を記録した4月の淡路島地震で、東成、城東、西成の3区長が区役所に登庁しなかったと指摘された。市地域防災計画では、市内で震度4以上を記録した場合、区長が災害対策本部を設置して指揮にあたる。危機管理のため区長は区役所近くに住む取り決めで、家賃(最大18万円)は公費で賄っている。
公明市議は「危機管理の意識が皆無だ」と批判。森区長は取材に「当日は自宅で職員に指示を出していた。勉強不足でルールを知らなかった」と話した。【茶谷亮】
最終更新:11月26日(火)20時39分
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