覚醒剤譲渡容疑で2人逮捕11月26日 21時01分
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ことし7月、北九州市に本部を置く指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部の男らが、覚醒剤1キロ余りを東京で譲り受けたとして逮捕・起訴された事件で、警察は東京に本部を置く別の暴力団幹部ら2人が、この覚醒剤をタクシーの車内で譲り渡していたとして、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、東京・港区に本部を置く指定暴力団・住吉会系の暴力団幹部、野口健一容疑者(49)ら2人です。
この事件は、指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、松尾大奨被告(33)ら4人が、ことし7月、東京都内で覚醒剤1キロ、末端の密売価格で7000万円相当を譲り受けたとして、逮捕・起訴されたものです。
警察は、4人のうち1人が覚醒剤を持って、新幹線で博多駅に到着したところを逮捕し、取り引きの相手が関東地方の暴力団関係者だという情報を元に捜査を進めてきました。
その結果、今回逮捕された2人が品川駅近くのタクシーの車内で、覚醒剤を松尾被告側に譲り渡した疑いが強まったということです。警察は住吉会側が工藤会側に、複数回にわたって覚醒剤を譲り渡していた疑いがあるとみて、さらに調べています。