【ソウル聯合ニュース】韓国政府機関の「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者支援委員会」は20日、日本による植民地時代に北海道・猿払村の浅芽野飛行場の工事現場へ強制動員された犠牲者を追悼する碑石を建設すると明らかにした。除幕式は猿払村で26日に行われる。
碑石は猿払村や市民団体「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」と共同で建立される。韓国政府機関が日本の自治体・市民団体と強制動員被害者の追悼碑を建てるのは初めて。
碑石の上部には「記憶継承」と刻まれ、下部には浅芽野飛行場の工事現場で多くの朝鮮人労働者が強制動員され、多数が犠牲となったなどの内容が書かれている。
浅芽野飛行場の工事現場には朝鮮人118人が強制動員された。2005年からこれまで39人の遺体が発掘されている。
同委員会関係者は「過去の歴史問題で冷え込んでいる韓日間系を改善し、両国の友好増進や未来志向の関係を確立できるきっかけになると思う」と述べた。