松井一郎知事(49)は27日に就任2年を迎える。25日、朝日新聞などの共同インタビューに応じ、来秋の住民投票を目指す大阪都構想への意気込みなどについて語った。

 ――就任2年を迎える。

 早かった。気づけば2年という感じ。橋下徹知事(現・大阪市長)時代とほとんど同じスピードで大阪を動かしている。大阪の経済が少しずつ上がる形はできてきた。補助金をバンバン打っても景気はよくならない。企業が(大阪に)入りやすい環境をつくるのが我々の仕事だ。

 ――大阪都構想への支持が下がっている。

 反対する皆さんに、大阪都になってもコミュニティーは崩壊せず、住民のつながりはなくならないという丁寧な説明が求められる。ふわっと「都になれば二重行政がなくなる」というのは理解されているが、より近く(の区役所)で物事を決め、ニーズが反映されることを説明していく。

 ――2015年4月に都に移行するスケジュールは変えないか。

 変えない。今の議会の皆さんが都構想を進める負託を(選挙で)受けている。次の選挙以降のスケジュールを決めるのは政治家として無責任だ。日本に(東京と大阪の)二極をつくるにはこの制度しかないと思っている。

 ――国政進出の成果と課題は。

 国会で質問ができ政権が無視できない。大阪からの色々な発信に霞が関が答えを出さないといけない状況で、安倍政権はしっかり方向性を出してくれている。都構想の(大都市地域)特別区設置法も政治闘争をしてきたからできた。(政治)力があるからこそ変えてもらえるんでしょうね。

 ――知事から見て橋下氏は変わったか。

 全く変わっていない。慰安婦発言も彼の価値観の中で普通の話をしているし、大きな議論のきっかけをつくっている。この問題で府庁に抗議もくるが、府政が停滞することはない。

 ――都構想を達成した場合にもう1期続けるか。

 任期中、与えられた使命は全うする。やらないと言ったわけではない。自分の中で燃えるものがあればしっかりやっていく。