特定秘密保護法案をめぐり、神戸・三宮では26日夜、市民や弁護士、学識者ら約300人が集まり、「知る権利を奪う法案反対」などとアピールしながらデモ行進した。
憲法改正に反対する市民団体などが参加を呼び掛け、兵庫県弁護士会も協賛した。
行進に先立ち、兵庫県憲法会議の津川知久代表(63)が「絶対に許すな、の声を広げよう」、県弁護士会の中山稔規副会長(45)が「(法が成立しても)運動を続ければ法律を変えることにつながる」と訴えた。
参加者は横断幕やのぼりを手に約30分、街を歩いた。参加した神戸大の和田進名誉教授(65)は「市民全体の表現の自由が威嚇されている。審議が延びるほど、国民に法の危険性が周知されるのを恐れた強行採決だ」。
また、弁護士の西田雅年さん(56)も「必要性の十分な議論がないまま、審議が打ち切られた。成立しても恣意的に運用されないようしっかり監視する必要がある」と語気を強めた。(阿部江利)
- アジアの国々がグローバル化を加速させている。新興国の活気とそれに呼応する足元の動きを報告する。(アジア 兵庫 熱風環流)
- カメラマンが兵庫県内各地を訪ね歩き、気になるまちかどの光景にレンズを向けます。 (みち行けば)
- 11月からNEXTに新機能
- 紙面ビューワーにアプリ版が登場!読みごたえある新ページも増え、11月からNEXTがより便利になりました。
- 神戸マラソン 完走者の記録プレゼント
- 神戸マラソン完走者全員のお名前と記録を掲載した特別号外を、兵庫県内にお住まいの方限定で無料でお届けします。