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China Establishes 'Air-defense Identification Zone' over East China Sea

China announced on Saturday that it established an "air-defense identification zone" over the East China Sea, including islands that are also claimed by Japan.

■チェック

・establish  設定する
・air-defense identification zone  防空識別圏
・East China Sea  東シナ海
・claimed by Japan  日本が(領有権を)主張する

■対訳 

「中国、東シナ海に 『防空識別圏』 を設定」

土曜日に中国が、日本も領有権を主張している諸島を含む東シナ海に「防空識別圏」 を設定したことを発表した。

■訳出のポイント

ADIZ とも略される Air-defense Identification Zone 「防空識別圏」 は、国などが防空上の理由から、不審機の接近時に緊急発進(スクランブル)を実施する基準として、領空とは別に設定する空域。

日本の防空識別圏は1945年に GHQ が設定した空域を現在もほぼそのまま使用しており、航空自衛隊による対領空侵犯措置の実施空域に指定されています。

今回中国は、すでに日本(および韓国)が防空識別圏に設定している地域と一部重複する形で、自国の防空識別圏を設定してきました。

その中には、islands that are also claimed by Japan 「日本も領有権を主張している諸島」 つまり尖閣諸島の上空も含まれています。

日本語の 「クレーム」 は、「苦情」 に近い意味で使われますが、その語源である英語の claim は 「要求」 「主張」 「申し立て」という意味です。

この claim は動詞としても 「主張する」 「要求する」 「申し立てる」といった意味になります。

今日の場合は 「(領有権を)主張する」 の意味で使われていて、

islands that are also claimed by Japan で

「日本によっても領有権が主張されている諸島」 →「日本も領有権を主張している諸島」 ということです。

中国の防空識別圏設定を受け、日本政府は強い懸念を表明し、抗議を行いました。

また米国も 「東シナ海の現状を変えようとする一方的な行為だ」と非難し、 「状況をエスカレートさせる行為は地域の緊張を高め、不測の事態が起きるリスクを招くだけだ」 と警告。

しかし中国はどちらに対しても強く反発し、逆に抗議の姿勢を見せています。

■編集後記

クレームのように日本語で普通に使われていて、英語本来の意味との間に少しズレがあるような英語は他にもあります。壁にある電気のコンセント(consent)は全く通じません。米国では(wall) outlet、英国ではsocketですね。ホテルや受付に見られる「フロント」も和製英語。これreceptionといいます。


(裏)今日から引越し!といってもパックもアンパックもお任せです。。


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