ニュース詳細
HIV感染の献血を2人に輸血11月26日 12時11分
K10033414811_1311261219_1311261238.mp4
エイズウイルスに感染した人の血液が、献血の際の検査をすり抜けて、2人に輸血されていたことが分かり、日本赤十字社は、2人が感染していないかどうか確認を進めています。
厚生労働省によりますと、今月、献血をした男性が検査でエイズウイルスに感染していることが確認され、この血液は使われませんでした。
この男性は、ことし2月にも献血していたため日本赤十字社が保管していた当時の血液を精度の高い方法で調べ直したところ、この血液からもエイズウイルスが検出されたということです。
この血液は、当時の検査ではウイルスが検出されなかったため、その後、2人に輸血されていたということです。
日赤は、2人と連絡を取って感染していないかどうか確認を進めています。
献血された血液に対して、日赤はエイズウイルスの遺伝子が含まれていないか検査していますが、感染後まもない時期はウイルスの量が少ないため、検査をすり抜けたと見られています。
田村厚生労働大臣は、26日の会見で、「本当に遺憾な話で、感染後まもない人は検査でも見抜けないので、感染に心当たりがある人は正直に申告してほしい」と述べました。
日赤では、輸血でエイズウイルスなどに感染するケースが相次いだため9年前に検査の精度を高めましたが、その後、感染が確認されたのは初めてだということで、さらに精度を上げるかどうか検討しているということです。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|