家が比較的自然に恵まれた環境にあることもあって、小さい頃から虫や生き物を見るのが好きでした。幼稚園には小川が流れていたので、サワガニを飽きずに見ていました。小学生のとき、虫めがねを母からプレゼントしてもらいましたが、それ以来いつでもポケットに入れて持ち歩いています。 生き物のなかでも鳥類に興味を持ったのは、小学5年生に入ってからです。自宅近くの川にいるカワセミの鮮やかな美しさに魅せられたのがきっかけです。鳥の観察をはじめて、2年くらいで名前と姿が一致するようになりました。そうですね、100数十種類は、何の鳥か今ではわかります。
鴎友の同級生たちは、いつも鳥のことしか話さない私をそのまま認めてくれていました。「こんな鳥を見たけれど、何という鳥?」と、何人もの同級生が話しかけてくれました。みんながお互いに個性を認め合える校風は、鴎友のよいところだと思います。