虎・藤浪がＭＶＰ大賞！「究極」の投手へ“３０連勝”目指す！

ミキハウス・木村社長（左）から１００万円の目録を受けとった【拡大】

　何の異論もない。１９８８年から始まったサンスポＭＶＰ大賞の栄冠に史上最年少で輝いた。赤のストライプネクタイでビシッと決め、壇上に登ったのは藤浪だ。１００人のサンスポ読者に見守られながら、賞金１００万円を受け取り、ニッコリ。さらに、空前絶後のお約束まで飛び出した。虎のマー君になれば、１０００万円－。その期待に応えるべく、１９歳が究極目標をぶち上げた。

　「（田中投手のような）負けないというのは投手としての究極ですよね。負けない投手が一番強いですし、そういうお手本というか、投手の究極体を見たような気がします。そういう投手になれるようにしていきたいと思います」

　田中は今季シーズン無敗の２４連勝、昨年からポストシーズンを含めれば３０連勝という前人未到の記録を打ち立て、楽天を球団初の日本一に導いた。藤浪も６月１６日のＫスタ宮城での一戦で投げ負け、白星を献上した１人。圧倒的な力に「ここ一番での気持ちの強さが伝わってきた」と感服した。目指すべき姿がそこにあった。

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