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早くも第五弾放送決定!本当の幸せを問う感動作
金曜プレステージ 夏樹静子サスペンス『検事 霞夕子 幻の罪』
更新日:2013/11/25
金曜プレステージ
夏樹静子サスペンス『検事 霞夕子 幻の罪』
左から:高知東生、有森也実、西村和彦、沢口靖子
12月13日(金)21時~22時52分
2011年に沢口靖子による『検事 霞夕子』が誕生してから3年、早くも第5弾を放送することが決定した。これまでも犯人の心の底まで見据えるような鋭くも人間実あふれる捜査により難事件の真相を明らかにしてきた霞夕子だが、今回も夕子ならではの澄み切った精神によって心の中によどみを抱える人間の真実に鋭く切り込んでいく。
今回は誰からもうらやまれるような社長夫人が事件の鍵を握る。ある日、権藤クリエイティブ社長、権藤洋平(斉木しげる)が自宅にて血まみれになった死体で発見される。第一発見者は妻の美也子(有森也実)。美也子は同窓会中だったところを秘書の大野(高知東生)から、社長も帰宅したため早く帰宅するようにとのメールを受け取り帰ったのだった。外部から侵入された痕跡もなく警察は階段からの転落事故と判断しようとするが、検事霞夕子は事故という判断に疑問を呈する。霞夕子の目にとまったのが権藤の横に落ちていたフランス刺繍の風景画。彼女は早速フランス刺繍を鑑識に回す。捜査が進む内、権藤はホステスの高沢奈々美との間に子をもうけていたことが判明する。生前にしたためていた権藤の遺言の存在も大野の口から明らかとなる。遺産相続をめぐるトラブルか、転落事故から一変事件は思わぬ方向に動き出すのだった…。
霞夕子はどうしてそこまで美しい風景画のフランス刺繍にこだわったのか。フランス刺繍は夕子の目を通して見ると、豪邸に住み何不自由なく幸せに生きているかに見える美也子の心の悲しみを映し出していたのだった。今回の作品では、霞夕子と共に視聴者も事件の真相に迫っていくにつれ、幸せとは何かを問われていくこととなるに違いない。
今回、5度目の『検事 霞夕子』を演じ終えた沢口靖子に、今回のドラマについてみどころをたずねると「幸せの基準は人それぞれです。特に今回は結婚して家庭を持った人にとっての幸せとは何かを考えさせてくれる作品です」と語った。殺人事件ではあるが身近な問題が描かれている作品となっており視聴者誰もが興味を持って見てくれるはず。
さらに「被疑者の置かれた背景を調べていくうちに、人として同情できる点が多々感じられることもあると思います。でも、法に携わる人間として罪は罪として、罰則を与える優しさと厳しさを兼ね備えた作品でありたい」と同作品の意義について語り、今回も『検事 霞夕子』ならではの魅力がつまっていることを伝えた。
15年ぶりの共演という有森也実については「(15年前と)印象は変わらないですね」と語り「今作品のか弱い美也子役がぴったりとはまっていらっしゃいました」と沢口は太鼓判を押している。
そんな有森也実他、権藤の死に関わりがある人々を演じた俳優陣の言葉をヒントに犯人が誰かぜひ予想していただきたい。今回寂しさを抱えた社長夫人を演じた有森也実は、「寂しい気持ちにつけ込まれて人は悪い方向へ行ってしまうことがありうるのですね」と意味深な発言。美也子が抱えるものを「寂しさ、いやエゴですよね」と厳しく分析している。そんな美也子が検事霞夕子に向かい合った時「まっすぐさ、清潔さ、そういったものに向き合った時、愚かさ、汚さといったものに立ち向かうことはできなくなりますね」と語り検事霞夕子によって美也子の心の闇がどんどん白日の下にさらされることになるようだ。愛人との間の子どもの存在を知った美也子が夫を殺害したのか。
社長の子どもをみごもった愛人高沢奈々美を演じた遠野なぎこは「監督の“自由を抑えられている女性が幸せを夢描いている“という言葉をヒントに誰しもが世の一般的な幸せの形を手に入れられるわけではないという思いで演じました」と語っている。奈々美の幸せを強く願う思いが殺人につながったのか。
社長の甥であり秘書である大野を演じた高知東生にこの作品を演じた感想をたずねると「まさしく“幻の罪“。誰が一番悪ですか?本当の罪って何ですか?本当の罪を犯したスタートはなんですか?」と逆に疑問を投げかけられた。「果たして本当の悪は誰か。難しい作品です」と語り「誰がいい人なのか誰が悪い人なのか最後までわからない。どんでん返しが待っています」という興味深いコメントを寄せてくれた。
予想をさらに難しくしてしまっただろうか。心の闇を見据えることができる検事霞夕子だけが知る驚きの結末にぜひご期待いただきたい。
番組概要
タイトル
金曜プレステージ
夏樹静子サスペンス『検事 霞夕子 幻の罪』
放送日時
12月13日(金)21時~22時52分
キャスト
霞夕子 … 沢口靖子
桜木洋一 … 西村和彦
占部明日香 … 神保悟志
岩瀬厚一郎 … 石丸謙二郎
権藤美也子 … 有森也実
高沢奈々美 … 遠野なぎこ
権藤洋平 … 斉木しげる
大野貞敏 … 高知東生
霞友行 … ダンカン
霞彩子 … 松原智恵子
霞夏子 … 鍋元凪々美
スタッフ
- 原作
- 夏樹静子(「夢」より)
- 脚本
- 吉本昌弘
- 編成企画
- 水野綾子(フジテレビ)
- プロデューサー
- 岩崎文(ユニオン映画)
- 監督
- 赤羽博
- 制作
- フジテレビ
- 制作著作
- ユニオン映画
『検事 霞夕子』シリーズ
第1作(2011年) 『森を歩く死体』
第2作(2011年) 『無関係な死』
第3作(2012年) 『年一回の訪問者』
第4作(2013年) 『誤認逮捕』
2013年11月25日「パブペパNo.13-476」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。