京都新聞 11月26日(火)9時9分配信
京都市北区のマンションで住民のラーメン店店員松竹順さん(25)が刺殺されているのが見つかった事件で、京都府警捜査本部(北署)に強盗殺人容疑で逮捕された知人の住所不定、無職少年(19)の弁護人が25日、市内で会見し、京都地検に殺人容疑のみで京都家裁へ送致するよう求める意見書を提出したことを明らかにした。
弁護人は、犯行動機を「被害者の言動、人間関係のもつれから被害者を許すことができないと考えた」と説明。事件後に金品を持ち出したとする点を「第三者の犯行に見せかけるため」とし、強盗殺人や窃盗の罪は成立しないと主張した。
また弁護人は同日までに、少年が取り調べの際、過呼吸発作を起こして救急搬送されたとして地検と府警に取り調べなど少年に対する一切の捜査を中止するよう求めて抗議する申し入れ書を提出した。書面では22日の搬送以降、接見時に脱力状態の少年に対し、強引に取り調べなどが行われたとし、「任意の供述は不可能。過大な身体的、精神的負担を与える」と指摘した。
最終更新:11月26日(火)9時9分
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