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2013.09.17: | 準備中です |
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芝刈り同様に重要なのが雑草対策です。芝生を植えると雑草が生えなくなると思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうはいきません。芝生の中にも多くの雑草が生えますし、放置しておくと生命力の強い雑草に占拠されてしまいます。雑草が生えた芝庭は美しくない上に、雑草は栄養を奪い、日陰を作り、害虫の原因となります。雑草は芝に比べ生育が早いため、雑草を見つけたらすぐに根元から完全に取り除きましょう。庭が広すぎるなどの理由で手作業で除草できない場合は,芝生用の除草剤を使いましょう。芝生を残して他は枯らすので、これを定期的に使うと良いでしょう。
こではさらに、雑草の種類やその対策方法、雑草対策の考え方などを紹介します。
芝生はこまめに刈り込みを行うことで、密になります。
芝生が密になると、地面に日光が入りにくくなり、雑草が発芽しにくくなったり、成長しにくくなります。逆に踏圧によって芝生が薄くなっているところは雑草が生えやすくなります。
また、芝生の長さを短くし過ぎないことも雑草対策になります。20ミリより短くすると雑草が増えやすくなる傾向にあるので、芝刈り機の刈り高設定を20ミリ以上にしておくとよいでしょう。
サッチは放置しておくと、通気性と水はけを悪化させ、地表に光が当たらなくなり、芝生の成長を阻害します。
通気性が衰えると、土の中の微生物の活動が少なくなり、さらにサッチが分解されにくくなろます。また、サッチは水をはじく性質があるので、散水しても表層を水が流れてしまいます。しかし、大量の雨が降るとサッチが水を含んで保水し、原菌の温床となり、藻が生えたりと様々な芝生のトラブルの原因となります。
雑草の発芽前に土壌処理剤を散布すると、雑草が生えにくくなります。土壌処理剤を散布すると、地表に処理層と呼ばれる層ができます。それを雑草の芽や根が吸収し、発芽すると枯れてしまうのです。
土壌処理剤にはテマナックスやシマジン、フロアブルなどがあり、2ヶ月ほど効果があるとされています。
土壌処理剤は雑草発芽前から萌芽期にかけて使用します。成長してしまった雑草は除草剤で駆除しなければならないので注意しましょう。
雑草を一網打尽にするには、除草剤の散布が必要です。使用する前にどのような雑草が生えているかをよく確認し、その雑草に適した除草剤を選びましょう。除草剤には大きく分けて、広葉雑草に効果をもつものと、イネ科雑草に効果おw持つものがあります。広葉雑草にはMCPPなどが効果的です。
多用すると芝生にダメージを与えてしまいますので、必ず用量を守って使用しましょう。また、芝生が弱っている時は薬害が出ることがあるので使用を控えてください。気温が高い時期の散布も薬害が出やすくなります。薬害が出ると芝生が黄色くなったり、枯れてしまうこともあります。周辺の植木や花にもかからないように注意が必要です。
手作業での除去ができない場合に限り、除草剤を使用しましょう。通常の除草剤だと、芝まで枯らしてしまう可能性があるので、基本的には「芝に使える除草剤」を選びます。
除草剤には、雑草の発芽を抑える「土壌処理剤」と、雑草に直接散布して生育した雑草を枯らす茎「葉処理剤」があります。土壌処理剤は、すでに生育した雑草には効果がありませんが、効果期間が長いので春と秋に散布すると茎葉処理剤よりも効果があります。
芝生に生える雑草には、大きく分けて「広葉雑草」と「イネ科雑草」があります。広葉雑草は葉脈が網目のようになったもので、イネ科雑草は、葉脈が平行になっているものです。芝生用の除草剤はどちらか一方にしか効かないものがほとんどです。また、「一年生」と「多年生」も分類のポイントです。除草剤によってはどちらかにしか効かないものがあります。
【特徴】 | 日本全土に分布する多年草です。繁殖が早く、球根と深い根を持つやっかいな雑草です。ハート型の緑の葉のものがカタバミで、葉が赤いものはアカカタバミという変種です。春~夏に花を黄色い可憐な花をつけ、地下茎で繁殖します。 抜き取っても根が残ってしまい、駆除が非常に困難です。 |
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【除草法】 | 手で完全に抜き取りましょう。もしくは、春から夏に葉を枯らす選択性除草剤を使用して枯らしましょう。一旦繁殖してしまうと抜いて根絶するのは無理だと思った方がいいでしょう。除草剤(MCPPなど)が効果的です。 |
【特徴】 | 株元付近が白く、春から夏にかけてよく見かける代表的な雑草です。放置しておくと高さが30cm~60cmになります。踏圧にも強く、根も太いのが特徴。 北海道以外全国に分布。夏~秋に穂を付け、茎は地面を這うように広がり、とても丈夫です。 |
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【除草法】 | 大きくなってしまうと手では抜き取れないので、できるだけ小さいうちに手で抜き取りましょう。抜いても抜いても次々に新たな芽が出るので、こまめに取り除きましょう。 |
【特徴】 | 春から夏にかけて発生する代表的な雑草です。葉は柔らかく広線形で、耕したやわらかい土に多く、横に這うように広がり、夏~秋に穂を付けます。全国に分布し、空き地や畑、公園、道路などでもよく見かける、とても身近な雑草です。つまり、それだけ繁殖力が強いと言うことであり、強力な夏雑草と言えます。 |
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【除草法】 | 他のイネ科雑草同様、多数の種子で繁殖します。種をつける前に早めに処理をしましょう。成長力旺盛で、株が大きくなってから抜くとポッコリ穴が開いてしまうことがあります。また、茎が伸びると節々から根を張ることがあるので、見つけたら早めに抜きましょう。一度、繁殖してしまうと処理は困難になります。 |
【特徴】 | 冬の代表的な雑草で、世界中に分布しています。基本的には秋に発生して冬を越しますが春にも発生することがあります。繁殖力が強く、踏圧にも強いので場所を選ばず繁殖します。芝生だけでなくどこでも見かける雑草で、近年花粉症の原因とも言われています。 |
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【除草法】 | 小さいうちに処理をすれば簡単に抜けますが、繁殖力が強く、発生する芽数が多くいので早めの処理を心がけましょう。抜きやすいのですが、大きな株は抜き残しがあるとそこから穂を出して種を落とします。芝刈りで刈り取っても衰退せず、さらにその下で穂を付けて繁殖します。 |
【特徴】 | 葉に光沢があり、乾燥したところにもよく育つ多年草。夏~秋に穂を付け、地下茎で繁殖します。根茎や匍匐茎を持つので引き抜きにくい上に根絶が難しい雑草です。 |
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【除草法】 | 土を掘って取ろうとするとかなり深く掘らなければならず、手で完全に除草するのは困難です。除草剤を使用しても複数回使用しないと無くなりません。 |
【特徴】 | 細い小さな葉で、白い葉を付ける1~2年草です。葉が細く肉厚に見える独特な形状で、3~7月にかけて花をつけます。芝生のすき間に根付くと抜き取りにくく厄介です。日陰から日向まで適応できる範囲が広く、乾燥にも強い適応性の高い雑草です。群生することが多く、芝生の隙間にびっしりと生えます。虫眼鏡で見ないと分からないほど小さな芽もあり、一旦繁殖したら手作業での根絶は困難です。 |
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【除草法】 | 土を掘って取ろうとするとかなり深く掘らなければならず、手で完全に除草するのは困難です。除草剤を使用しても複数回使用しないと無くなりません。 除草剤はMCPPなどが有効ですが、花が咲いてしまうと効果が不安定になりますので、見つけたら早めに除草剤散布をしてください。また、葉の面積が小さいため除草剤が効きにくいこともあります。 |
【特徴】 | 赤い茎と丸い葉が特徴で、葉に紫色の班紋があり、春~夏によく見かけます。 茎を切ると白い汁が出ますが、かぶれるものではありません。根から出た茎は地面を這うように四方八方に広がり、広がった節からまた根を出して地面に張り付くように成長します。 |
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【除草法】 | 種で繁殖しますので実を付ける前に抜いておきましょう。除草剤はMCPPやなどが効果的です。 |
【特徴】 | 赤紅色の花を付ける、春の七草のひとつ。葉の模様に特徴があるため見分けやすいでしょう。茎の断面が角ばっているのも特徴です。放置すると群生します。 |
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【除草法】 | 雑草としてはやっかいなものではありません。群生する前に抜いてしまうか、刈り込みで駆除できます。除草剤はMCPPなどが効果的。 |
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