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エアレーションとは芝生に穴を開け、空気を入れて酸素を与える作業のことです。 芝生は植えてしまうと二度と耕すことが出来ないので、時間がたち土が固まってしまうと通気性が悪くなってしまいます。土が固まると芝生の面に水分が溜まってしまうので、芝生の成長の妨げになります。 この場合、通気性を改善するために、ローンスパイクやローンパンチなどを使用したエアレーションという作業が必要になります。エアレーション作業はゴルフ場のグリーンなどでもよく行われている芝生の手入れです。 せっかくきれいに育った芝生に穴を開けるのは抵抗があるかもしれませんが、エアレーション作業をすることで、更に美しい芝生になりますので、年に1回はエアレーションをするとよいでしょう。
芝生は密生して生えているので、芝生の根や茎がからみ合ったり、人が歩いて土が踏み固められると土の通気性が悪くなります。 このまま放置しておくと、土のなかの空気(酸素)が少なくなり、根の成長が妨げられます。また水はけも悪なり表面から水が染みこまない状態になってしまいます。 このような状態の芝生にローンスパイクなどで、穴を開けることで芝生の根に空気を供給してやり、芝生を活性化します。また、地中に空気が供給されることで、微生物の活動が活発になり、サッチや古い根の分解を促進します。
エアレーションをすることで土がほぐれるので、水はけの改善にもつながります。人がよく歩くところは、土が締まって水はけが悪くなったり、根の発育に障害が出ますので、エアレーションの頻度を上げるとよいでしょう。
芝生は古い根を切ってあげることで、根の発育が刺激され、元気になる性質があります。エアレーションをすると根が切断されますので、根切りの効果も期待できます。根きりの効果を高めたい場合は、スライシングをおすすめします。 エアレーション作業は時間の経過とともに少しずつ効果が現れます。地味な作業ですが綺麗な芝生を作るためには必要な作業です。
通気性が改善されて、土の中のバクテリアを活発化させ、サッチ層の分解が促進されることにより、様々な病気や藻などのトラブルを予防できます。
エアレーション作業は簡単で、ローンスパイクやローンパンチなどの道具を使用して芝生に等間隔で穴を開けていきます。およそ深さ10cm程度、直径1~2cmの穴を、15~20cmの等間隔で開けましょう。 一般に販売されているローンスパイクは、約10cm程度の間隔で刃がついていますので、足で踏みながら芝生に突き刺しましょう。 ローンスパイクで穴をあけたら、トンボなどをつかって目土を穴の中に入れていきます。これにより、エアレーション作業で出来た穴を埋めると同時に、土壌の通気性や排水性などが改善され、穴の中に新しい茎や根が生えてきます。また、目土を入れることでバクテリアを活発化させ、サッチの分解も促進されます。 エアレーション作業は夏の芝生の弱っている時期を避け、芝生の生育期である春または秋に行うと良いでしょう高麗芝の場合は、4月〜5月、または7月頃が良いでしょう。最低でも1年に1回はエアレーションを行ってください。
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