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芝生を活性化させるメンテナンスの一つに「目土入れ」があります。目土入れとは、芝生に3~6mmの厚さに薄く土をかける作業のことです。 目土入れは芝生の発芽や発根を促し、密度の高い細い葉を形成する作用や、不陸(デコボコ)を修正するなど、さまざまなメリットがあります。新しく芝を張った時には、目土で覆うことで根付きや発芽を促進できます。目土には、排水性のよい山砂・川砂を使用しましょう。 目土のデメリットは、地面の高さがどんどん上がってしまうことです。毎年1cmずつ目土を入れることを10年後続けた場合、地面の高さは現在より10cm程上がることになります。こうなってしまった場合、地面の高さを元に戻すには、張り替えなどの作業が必要になります。 このように目土入れを続けると確実に地面の高さが上がってしまうので、これから芝張りをされる方は、それを前提に芝生を張る場所の計画を立てておきましょう。
春の萌芽期に毎年目土をする必要があるかと言えば、必ずしもそうではありません。 目土入れは一般家庭のお庭であれば、数年に一度でも十分です。部分的に芝生を修復した時や芝生の凹みが気になるとき、またエアレーティングの後などに随時行う程度でも、芝生の維持は可能です。 時期的には、日本芝の場合は3月~4月の芝生が青くなるまでの時期、西洋芝の場合は9月~10月頃に行えばベストです。目土した後、肥料も与えるよいでしょう。
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まずは芝生のゴミや雑草を取り除いえください。使用する土は雑草の種がまざっていない山砂・川砂・除塩海砂等を選びましょう。 目土をふるいに入れ、芝生がうっすらと茶色くなる程度にムラなくふりかけます。このときに目土に少しの肥料を混ぜておくと肥料も同時に施工できます。 また、芝生がへこんだ所に目土を入れることで、芝生面を平らにすることもできます。目土を入れた後は、たっぷりを散水をして目土を落ち着かせましょう。
目土のデメリットとしては、グランドレベルが上がってしまうということがあります。毎年1cmずつ入れることで10年後にはグランドレベルが10cmほど上昇することになるので、場合によっては張り替えもしくはレイアウ ト変更などの処置が必要になるでしょう。 目土を続けると確実にグランドレベルは上がりますので、それを前提として将来的な計画を立てておいた方がいいでしょう。庭のレイアウトを考える時に、グランドレベルが上がっても大丈夫なようにしておくのも手です。