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2013.09.17: | 準備中です |
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芝生の管理で最も基本的な手入れが芝生の水やりです。
芝生は、水不足になると葉の緑色が失われ、やがて枯れてしまいます。水をあげすぎても徒長や病害の発生の原因になってしまうため、芝生の様子や天候を見ながら、適度な水量に調整を散水し、芝生を乾燥させないようにして下さい。
水やりは、水不足症状が出る直前を目安に行いましょう。水不足症状が出る日数は、季節や気候、気温、湿度、土壌の質、根の張り方、などによって異なりますので、芝生の様子を見ながら判断してください。
水不足症状は、最高気温が23~25℃ぐらいになると出やすくなります。雨の全く降らない日が続くと、これ以下の気温でも水不足になるこ
ともありますし、気温が高くても雨が多ければ水不足症状は出ません。雨の頻度や量は大きく影響します。
春には3~4日に一度ぐらいで、夏場には基本的に毎日水やりをしましょう。もちろん地域の気候や日当り・風通しを考慮して頻度を調整してください。
とくに酷暑の時期、さらに雨の降らない日が続く場合は、朝晩の水やりは欠かさないようにしましょう。
芝生は湿気がありすぎても、乾燥しすぎてもうまく育ちません。とくに気温が高い状態で水が不足すると、枯れ始めてしまいます。また西洋芝の場合、日本芝よりも水やりの頻度が高くなります。
芝生が水不足にった状態で放置すると、葉が巻きはじめ、針のように細く丸まってしまいます。さらに放置するとどす黒く変色し、葉の部分が枯れて「乾燥休眠」の状態になります。
日本芝の場合、葉が巻いて細くなる程度であれば散水することで簡単に復活しますが、乾燥休眠までいくとダメージが出て回復に時間がかかります。寒地型西洋芝の場合は、ダメージが出る可能性がありますので水不足症状が出る前に散水しておいた方がいいでしょう。
水不足は芝生にとってストレスになりますし、光合成の効率が落ちて病虫害に弱い状態になることも考えられます。自宅の芝がどれくらいで水不足の症状が出るのかを把握しながら、水切れになる前に適切に散水を行ってください。
夏場は日差しの強い日中を避け、朝夕にたっぷりと水やりをして下さい。日中の気温が高くなってからでは、芝が蒸れて傷む可能性があります。水やりに最も適した時間帯は、朝晩の、出来れば日の出前、日の入り後です。
とくに夜間に湿気がある状態が続くと病害が出やすくなりますので、朝の散水をお勧めします。ただ、夜に散水したからといってすぐに病害が出るわけではありませんので、様子を見ながら調整してください。 たっぷりとむらなく水をあげてください。
芝生の水やりは、ホースリールなどを使用して、シャワー状に優しく水まきをしましょう。水やりは地中深くまでとどくようにたっぷりと行なってください。表面がぬれる程度の散水では、すぐ乾燥してしまい、芝の根が深く伸びることができず、生育が悪くなってしまいます。
広い芝庭にはスプリンクラーを設置すると便利です。スプリンクラーはなるべく細かい水が広範囲に飛ぶタイプが良いでしょう。タイマー付きの全自動スプリンクラーを使用すれば、朝や晩などの決まった時間に自動的に水やりが行えるため、水やりの手間は一切かかりません。旅行などで長期間家を空けるときにも便利です。
芝生の水やりは、あくまで目安ではありますが、1m2あたり10~20リットルくらいになります。
水不足症状が出ない程度に間隔を空けてたっぷりとあげてください。
うっかり水やりを怠って、水不足の症状が出てしまうこともあるでしょう。そんなときは、日本芝の場合は日中であってもよいのでたっぷり散水してあげましょう。1時間ほどすれば巻いていた葉が復活するでしょう。
西洋芝の場合は、日中なら霧状の散水(ミスト)で葉から吸収させてください。土壌までしみ込ませないのがポイントです。この散水方法を、1~2時間おきに繰り返すとより効果的です。気温が高い時期にたっぷり散水すると、その後土壌が蒸れて根まで痛める恐れがあるため、朝晩の気温が低い時間帯にたっぷり散水してあげましょう。
■間延びして軟弱な成長になってしまう
■湿気を好む病害が発生しやすい
■土壌の酸素が少なくなる
■悪玉菌が繁殖しやすくなる
■根にダメージを与える
■肥料の流亡が多くなる
散水や雨が多いと土壌は酸素が少なくなり、その状態が続くと悪玉菌が繁殖しやすい状況になります。根も呼吸
しているので、酸素が少なくなれば生育にも影響が出ます。
肥料の三大要素のうちチッソやカリは比較的流亡しやすい要素なので、水を与えすぎてしまうと流亡も激しくなります。また、水をたくさん吸わせると徒長しやすくなります。成長の旺盛な時期に徒長させると刈り草の処理が大変な上に、軸刈りになりやすくなります。このようなデメリットが出ないように散水をコントロールしましょう。
粒状肥料を散布した後にはたっぷり散水することが基本です。粒状肥料の散布後はできるだけ散水間隔を空けようとすると、土壌の水分が少なくなり肥料の濃度が上がり過ぎることがあるため、肥料散布後しばらくは土壌を乾燥させ過ぎないように散水でコントロールしてください。肥料を多めに散布した場合や溶けやすい即効性の肥料の場合は特に注意して散水しましょう。
粒状肥料散布直後は強めの水圧で隙間に落とし込むように散水すると、葉焼けしにくくなります。
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