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芝刈りは芝生の手入れの醍醐味とも言える作業です。芝生の生育に適した環境だと、芝生は元気に育ち、すぐに伸びてしまいます。とくに5~9月の時期は成長のスピードが速く、週に一度は草刈りをする必要があります。伸びすぎてしまった芝生は美しくなく、雑草とそう変わらない状態になってしまいます。 密度の高い美しい芝を作るためには、「伸びたから刈る」のではない、こまめな芝刈りが必要です。 ここでは、芝刈りの目的や注意点、方法などについてご紹介いたします。
成長点より下で刈ることを「軸刈り」といいます
芝刈りは長さをそろえるだけでなく、芝生の成長を促す役割もあります。 芝生は、上への成長を止められると横方向に成長しようとする性質があるため、芝刈りをすることで葉の密度を上げ、より美しい芝生をつくることができます。 密度が上がった芝生は、よりきれいに見えるだけでなく、雑草も生えにくくなります。
芝刈りは「葉」を半分以上残して刈るのが理想とされています。伸びた芝生の3分の1程度を刈るの が基本です。生長点より下を刈ってしまうことを「軸刈り」と言います。葉を半分以上残して刈れるように、芝生の伸び具合を見ながら芝刈りをしてください。芝生を元気に保つためにも、こまめな芝刈りを欠かさないようにしましょう。 軸刈りになってもすぐに芝生が枯れてしまうことはありませんが、芝生にダメージを与える上、見た目も美しくありません。少しりならすぐに復活しますが、芝庭全体が軸刈りになるような刈り方は避けましょう。芝生の伸ばしすぎや低刈りだけでなく、地面の凹凸も軸刈りの原因となるので注意しましょう。
芝刈りの頻度の目安
高麗芝・野芝の場合、夏の成長が旺盛な5~9月は週に1回くらいのペースでの芝刈りが必要になります。春・秋は伸び具合によりますが、2~3週間に1回くらいは芝刈りをしておいた方がよいでしょう。 西洋芝の場合は、4~6月と10~11月が芝刈りに適しています。月4回程度を目安に芝刈りをしてください。こまめに芝刈りをすることで、美しく密な芝生になり,雑草の侵入も防ぐことが出来ます。 また、芝刈りを怠り芝生が長く伸びてしまった場合は、数回かけて徐々に低く刈っていきましょう。 一気に短く刈ってしまうと、軸刈りになってしまい葉の部分がなくなり、緑の芝生に戻すのに時間がかかります。 芝生は短いほどきれいに見えますが、刈りこみ回数が増えたり、水切れしやすい、雑草が生えやすいなど、手間も増えるため、芝生の手入れにかけられる時間と相談しながら、長さを調整してください。 芝生の際の部分がよく伸びている場合は、そこだけ早めに刈ってしまいましょう。全体の長さが揃うようにしておけば、軸刈りになる心配もなく、美観も保たれます。 際の部分はランナーが密集しやすかったり、人に踏まれにくいため、伸びやすいです。ハンディバリカンなどで他の長さとそろえておけば、軸刈りの心配がなくなります。 芝生が伸びない冬は,芝刈りの必要はありません。
芝生が約3~4cmまで伸びたら半分くらいの高さまで芝刈り機を使用して刈り込みます。春には枯れ葉の除去もかねて低く刈り込みましょう。低く刈り込みすぎると軸刈りになってしまい、美観を損なう上、芝生の生育を妨げるので注意しましょう。 芝刈りの道具は、芝刈り機を使用しましょう。芝刈りばざみやバリカンでも可能ですが、ある程度の面積の芝生になると手作業では大変です。芝刈り機は、電動でも手動とがありますが、電動タイプのものの方が作業が楽に行えます。 芝刈り時に出た刈りカス(サッチ)は竹ボウキやレーキで集めて処分します。刈り込み後、サッチを竹ボウキやレーキなどですべて取り除いて下さい。放置しておくと病害虫の原因となり芝生のトラブルに繋がります。
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芝刈り機で刈りにくい端の細かな部分などは、芝刈り機では構造上、刈ることができません。そのため際刈りには、芝刈りばざみや電動バリカンで刈り込みます。 最も手軽なのは芝刈りばざみを使って手で刈る方法ですが、広い庭での作業には向いていません。そのようなときには、電動のハンディバリカンを使用するとはとても楽です。端などの細かいところが綺麗に仕上がり、芝生全体がぐっと美しくなります。 いずれの場合も、刈り込み後、刈りカス(サッチ)を竹ボウキやレーキなどを使ってで綺麗に取り除いておきましょう。 放置しておくと病害虫の発生する原因になります。
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