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【大リーグ】

ポスティング締結へ担当者渡米 時間切れ間近…最後の手段

2013年11月26日 紙面から

 日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)が進めている新ポスティングシステム(入札制度)の締結交渉のため、NPBの伊藤修久法規部長が26日に渡米する。渡米してMLBの担当者と対面で交渉するのは初めて。制度成立に向けた大詰めの局面を迎えそうだ。

 これまでの交渉は電子メールやテレビ電話で行ってきた。NPB内には「米国に行ったら足元を見られる」という見方もあり、MLBと対等の関係で交渉を進めるためにも渡米は避けていた節がある。今回はNPBから渡米を提案。米球団の補強が活発になるウインターミーティング(米国時間12月9〜12日)を控え、今オフの制度成立と移籍実現に向けた時間切れが迫る中、“最後の手段”に踏み切った。

 新制度は日本シリーズ終了直後の成立が見込まれていたが、労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)の反対表明で凍結。選手会が14日に受け入れ方針を表明すると、今度はMLBが合意寸前だった案を取り下げた。NPBとMLBは20日に交渉を再開し、修正案の協議を進めてきた。

 交渉が成立した場合、楽天の田中将大投手(25)が入札制度を利用して今オフの米大リーグ移籍を目指すとみられている。

  (小林孝一郎)

 

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