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秘密保護法案 26日衆院通過に「審議不十分」
11月24日 12時29分

秘密保護法案 26日衆院通過に「審議不十分」
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NHKの日曜討論で、特定秘密保護法案について、自民党が今の国会の会期内に成立させるため、26日に衆議院を通過させたいという考えを示したのに対し、民主党に加え修正合意した日本維新の会なども、審議不十分で認められないという考えを示しました。

自民

自民党の高村副総裁は、「この法案は国や国民の安全を守るために、普通の国ならどこでも持っているような法案だが、国民の知る権利とのバランスは必要で、十分配慮して作ったつもりだ。審議をしっかりやって、一部野党との修正協議も進んでいる。会期内に参議院でも十分に審議できるように考えて、衆議院で採決しなければならない。会期内に成立させるのが本筋であり、現時点では会期の延長は考えていない」と述べ、今の国会の会期内に特定秘密保護法案を成立させるため、26日に衆議院を通過させたいという考えを示しました。

公明

公明党の北側副代表は、「この法案を巡っては、民主党政権のときから議論を重ねてきており、よりよい制度にしていくために各党と合意形成していくのは当然だ。与党として、しっかりと努力しなければならないが、衆議院通過のタイミングを遅らせていいとは思っていない」と述べました。

民主

民主党の高木代表代行は、「民主党は、特定秘密の対象を絞り、処罰を最小限にし、国民の意見を聞くということを踏まえて対案を作っている。基本的人権に関わる法案であり、成立ありきでは困る。国会でさらに議論する必要があり、国民の声を議論に生かすため中央公聴会も開くべきだ。このままでは賛成できず、慎重に時間をかけて審議すべきだ」と述べました。

維新

日本維新の会の松野国会議員団幹事長は、「あさっての衆議院本会議に法案を緊急上程する場合、特別委員会では、その日の午前中の3時間しか審議時間が取れない。秘密の範囲を絞り、チェックし、完全な情報公開を行う点について、政府がきちんと答弁し、内容が担保されなければ採決には応じられない」と述べました。

みんな

みんなの党の浅尾幹事長は、「採決日程は、与野党の筆頭理事の協議で円満に決めていくという従来の方針にのっとって行ってほしい。ただ、最終的に修正合意をしている立場なので、手続きの問題だけで合意を破棄することはしない」と述べました。

共産

共産党の山下書記局長代行は、「法案は、秘密を漏らしたり、知ろうとしたりした人を厳罰に処し、国民のあらゆる自由な活動を圧殺するもので、廃案しかない。国民に不安と不信が広がっていることを国会は受け止めるべきだ」と述べました。

生活

生活の党の鈴木代表代行は、「いちばんの問題は秘密の範囲が不明確で広すぎることだ。強大な国家権力が誕生する可能性があり、法案には反対だ。審議にしっかりと時間をかけるべきで今の国会で成立を急ぐ必要はない」と述べました。

社民

社民党の照屋国会対策委員長は、「法案の問題点が解明されておらず、修正合意は原案より後退しているものが多すぎる。短時間で拙速に衆議院を通過させ、成立させることはあってはならず、廃案にすべきだ」と述べました。

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