HIV感染の血液を数人に輸血 日赤の安全検査すり抜けエイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が日赤の安全検査をすり抜け、数人に輸血されていたことが25日、関係者への取材で分かった。厚生労働省と日赤が輸血を受けた人の感染の有無を調べている。 2003年に発覚した輸血によるHIV感染事例以降、感染者の血液が輸血に使われたのは初めて。日赤は安全対策を強化していたが、防げなかった。HIV検査目的での献血だった可能性があるといい、対策の一層の充実が急がれる。 厚労省は26日に血液事業部会運営委員会を開き、対応を協議する。 【共同通信】
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