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ろじっくぱらだいす タイトル

 ろじっくぱらだいす(Logic Paradise) 。

2013.11.25

 昨晩は、大学の同期2人と忘年会でした。

 大学で同じ研究室となったのが縁で、彼らとは年に1回、この年末に飲むのが恒例行事となっています。学生の頃はよく居酒屋に行き、教授への愚痴を肴に、笑いながら安酒を飲んだものです。

 あれから15年ほど経ちました。私はいまだ独身。あとの二人は結婚し、子供も二人ずついる。そういった状況で飲んだのですが、

 

 話が、合わない。

 

 二人が子供の話ばかりして、私が会話に入っていけない、ということではないんです。話題はいつもと同じ。教授の愚痴が、上司部下の愚痴に変わっただけ。それなのに、

 

 視線が、合わない。

 

 会話の節々に感じるんです。社会とのかかわり方とか、人生の進め方とか、日々の過ごし方とか、そういう、物事に対する捉え方に、何かズレを感じる。

 例えば、「今年、楽しかったことは何か」という話題。

 私は「北海道に行った」「九州に行った」「◯◯をした」といった話をしたのですが、彼らは「何もない」と言う。毎日が普通、だと言う。

 例えば、「最近行った美味しいお店」の話題。

 私は「ジビエが……」「焼き肉が……」という話をしたのですが、彼らは「最近、外で飲んでいない」と言う。

 彼らは、毎日が同じことの繰り返しだと言う。その事を不満に思うでもなく、むしろ喜びとして、淡々と受け入れている。

 

 話をしていて、何か違う世界の人と会話している気分になる。ざっくり表現すると、彼らは「丸くなった」感じがする。それは家族を持ち、マイホームを持ち、職場で地位を持ち、それらを維持しなければならない責任から来たものでしょうか。二人はそれらを抱える覚悟を決めて、今後の人生を歩んでいくのでしょう。

 かたや、いまだ何も抱えてない男が、ここに一人。

 

 

 何なんでしょうね。この、なんとも言えない寂しさは。

 

 

 1本80円の焼き鳥を食べ終わった我々は、また来年の再会を願い、「よいお年を!」という挨拶とともに別れました。

 彼らは、家族の持つマイホームに。

 私は一人、誰もいない部屋に。

 

 

 

 また月曜日がやってきます。私も、彼らも、何か別のもののために、今日も働くのでしょう。

 




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