「現代用語の基礎知識2014」に対する抗議文
自由国民社発行「現代用語の基礎知識2014」に関して、一部公平さに欠け、事実誤認がありましたので、在特会会長より抗議文を送り、訂正を求めました。
平成25年11月25日
在日特権を許さない市民の会 広報局
局長 米田隆司
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平成25年11月17日
株式会社自由国民社
代表取締役社長伊藤 滋殿
在日特権を許さない市民の会
会長 桜井 誠
「現代用語の基礎知識2014」に対する抗議文
11月14日に貴社が発売した「現代用語の基礎知識2014」の中で、在日特権を許さない市民の会(以下、当会)を掲載した箇所がありましたが、一部公平さに欠け、事実誤認がありましたので、以下の点について抗議し、訂正を求めます。
記
1.「現代用語の基礎知識2014」の中において、当会を記した箇所は579ページ、1125ページ、1,150ページ、1,220ページ、1,236ページの3箇所である。
2.579ページの水越伸氏による「メディアと社会」の欄に当会について触れた項があるが、「市民からは反ヘイトスピーチのデモや組織も登場してきている」とある。しかし、反ヘイトスピーチを掲げながら、中指を立てたり、当会以上に過激なヘイトスピーチや暴行、恐喝を繰り返している事実に触れていない。
3.同じ579ページに「他社の立場へ想像力を働かせ、異種混淆(こんこう)的なあり方を尊重することが21世紀社会におけるコミュニケーションの基本であるはずだ」とあるが、それは水越氏の持論に過ぎない。
4.1,125ページの湯川れい子氏による「ポピュラー音楽」の欄に、なぜか「愛国心といえば在日韓国人の特権を許さない会・在特会なる団体が、『良い朝鮮人も悪い朝鮮人もみな殺せ!』などと叫びながら、東京の新大久保や大阪の鶴橋など、ヘイトスピーチ・デモを行うようになったのも……」とあるが、当会の正式名称は「在日特権を許さない市民の会」である。さらに、「良い朝鮮人も悪い朝鮮人もみな殺せ!」とは、参加者のプラカードの文言であり、それをメインのテーマにしたことはない。
5.1,220ページの矢島大輔氏による「ヘイトスピーチ」の欄では、「在特会側の行為は『人種差別』であり、業務妨害や名誉毀損に当たると指摘し、1,200万円超の損害賠償を命じる民事判決を言い渡し、同じような街宣活動を禁じた」とあるが、当会の活動そのものについて判決を下されたわけではなく、さらに、「同じような」街宣活動を禁止されたわけでもない。朝鮮学校の元校長が罰金刑を受けたことや、京都朝鮮学校側が半世紀にわたり児童公園を占拠した事実などを隠し、どうとでもとれる表現を使いながら巧妙に在特会を悪者に仕立てあげようとする意図が見え隠れし、極めて悪質な記事と判断せざるを得ない。
6.1,236ページの矢島大輔氏による「ネット右翼」の欄では、「既存メディアよりも真偽が不確定なネットの情報を信頼する傾向にある」とあるが、既存メディアが信頼できる根拠が明確でない。
7.同じ1236ページで「『社会が生きづらい』『常にわれわれは奪われている』という不満の蓄積や被害者意識が根底にあるという声は少なくない」とあるが、当会ではまったくの事実無根であると否定しており、研究論文や書籍等でも否定されていることである。
8.同じく1,236ページでは、安倍晋三内閣総理大臣のことにも触れ「ヘイトスピーチにも否定的な発言をしたことで、ネット右翼側ははしごを外された形になり」とあるが、当会は自民党を支持しておらず、従って安倍晋三総理大臣も支持していない。はしごを外されたとはまったく思っていない。矢島氏の記事については、「レイシストをしばき隊」について触れた文章もなく、一方的で独善的である。まったく容認できない。
以上
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