福島4号機:水素400キロで爆発 規制委試算
毎日新聞 2013年11月25日 11時17分(最終更新 11月25日 11時43分)
東京電力福島第1原発事故の原因を調べている原子力規制委員会は25日の検討会で、水素爆発した4号機について、少なくとも400キログラムの水素が原子炉建屋内に必要だったとの試算を公表した。4号機で発生した水素は少量とされ、大半は3号機から流入したことを示す試算となる。
4号機での水素爆発は東日本大震災から4日後の2011年3月15日に発生した。規制委は、4号機の原子炉建屋内の外壁の破壊状況などから水素量を試算した。
その結果、4、5階で衝撃波が音速を超える爆発現象「爆轟(ばくごう)」が起こるには、約483キログラムの水素が必要なことが分かった。4階だけで起こるとしても、約412キログラムの水素がたまっている必要があるという。
国会事故調査委員会の報告書では、4号機の使用済み核燃料プールの水が放射線で分解されて発生する水素は2日間で約3キログラムと試算している。
このため、規制委は水素爆発には4号機での発生分では足りず、燃料溶融した3号機から水素が4号機に流入したとみている。規制委はその過程をさらに精査し、再発防止策に役立てていく。【岡田英】