ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
26話までの、ご指摘や誤字、脱字の修正終わりました。皆さんの意見大変ありがとうございました。
今回は、ファンタジー小説を読み始めた中学生のとき、感じた疑問を私なりの勝手な解釈を描いています。
27話  魔力って何だろう
 龍人の国の迷宮に始めて潜ってから3日目。

 今日は、日中は龍人の国で用事を済ませ、夜から迷宮にチャレンジする予定です。

 この龍人の国の首都に、温泉が無く、わざわざ温泉都市まで、入りに行くのは大変なので温泉センターを造ろうかと考えました。

 雪の降る夜に、露天風呂に入りながら、のんびり夜空を眺めて、風呂上りに腰に手を当てて、ミノちゃんズ牛乳を飲み、マッサージを受けて、美味しい料理をいただく。たまりませんな~。

 そんな妄想全開で、龍人の国のライト商会に来ています。

 総責任者のトラミーズさんに相談してみると、場所はどこにしますかと言われて悩んでしまう。温泉が出なければ、何にもならない。

 早速、1人で下調べに行くことにする。

 候補は、あまり周りに迷惑が掛かりにくく、場所が広く取れ、静かな所。

 この国の首都は、背後に山並みがあり、扇状なので、その境界線辺りに的を絞ってみる。

 山の斜面に行き、地面に魔力を流し、お湯の反応が無いか探っていく。都市の中心地から探って行くと2箇所、浅い場所に反応が有った。1箇所は王城の東隣の場所に1つ。もう1箇所は、都市の西側で外れに近い場所に1つでした。

 西側の方が、反応が強いため浅くて、湯量が多いのだと思います。

 商会に戻り、トラミーズさんに再度相談すると、商業ギルドも巻き込んだ方が、良さそうな感じなので、一緒に商業ギルドに行くことにする。

 ギルドについて、受付で用件を伝えると、案内されたのがギルド長の執務室でした。・・・忘れてた。俺、2Sランク商人だった。

 この国の商業ギルドの長は、龍人の女性で、名をトドラニスさんといいます。

 後ろに秘書さんを控えさせた、トドラニスさんが出迎えてくれます。応接セットに腰掛けて、挨拶をしてから、本題です。

 概要を話、建物の規模、敷地面積、従業員数、施設類、内包店舗、など細かく話していく。

 希望は、左右に宿泊施設で、普通と高級の2タイプ、中央にそれらを繋ぐ2階建てのレストラン、お土産、庭園、大浴場、露天風呂、サウナ、カジノ、エステ、医務室、管理室込み建物。

 従業員の手配、建築関係の手配、店舗とその従業員の手配、国への申請などギルドを通してもらうなど、簡単に試算してもらう。

 出た金額、80億C(800億円)!

 直ぐに設計と用地買収に入ってもらう。用地買収は住民を、納得して移動してもらうのを重点に置き、その時住んでいた住宅より良い物件を用意して、費用はこちら持ちで引越ししてもらうことをお願いした。地上げ屋にはなりたくないし。

 設計図が出来たら、多分修正をかけて行くので、最終は100億Cまでいくと見ています。手付けで商業ギルドに40億C渡して、作業に入ってもらいました。

 今年の冬が来る前に、何とか形にしたいと思う。

 夕方になったので、一旦家の戻り夕食を摂ります。

 ミノちゃんズと一緒に食卓を囲んでいますが、家族が増えたようで、賑やかでとってもいい。ブモブモだけど。

 ミノちゃんズで最近思ったのだが、食い物が良くなったのか、牛乳の味が良くなってきていると感じる。今度調べてみよう。

 食後のお茶をみんなで楽しんで、いざ、迷宮に出発!

 龍人の国の首都は、やっと暗くなり、夕食時です。白龍の山(自宅)と2時間強の時差です。

 迷宮ですが、思っていた通り、誰もいません。

 今日は150階層まで目指します。

 やはり夜の迷宮は、魔物達が強くなっていて、当社比で昼間の2~3割パワーアップしています。落とすアイテムは、昼間と違いが分かりません。

 人目も無いので、最初から全開で、この辺りの宝箱は回収せず、飛行魔法でスピード重視で突き進む。どうしても回避できない魔物のみ瞬殺です。

 100階層ボス、クリスタルの巻貝をもったカタツムリ、体長8m、2本の収縮する触手あり。これが、2体です。

 火炎の魔法2個で炙って終了。

 落としたアイテム、クリスタル板2m×2mが10枚、カタツムリ肉大が4個。宝箱は、宝石付きロングソード1本、儀礼用フルスケールメイル1式でした。装備品としては、中の下ですが、部屋の装飾品としては結構な値段になりそうです。

 それとクリスタル板、これは数が有れば、今日考えた温泉センターに温室が作れるのではと思う。結構な強度と柔軟性も少し有るし。よし、集めよう。

 ここから、100階層ボスを40回倒して、400枚手に入れました。

 ちなみにカタツムリ肉、醤油をかけて火で炙ったら、まんまサザエの味でした。

 125階層ボス、10mの雪だるま1体。

 また、ネタ魔物?が出てきた。

 様子見で見ていると、つららや吹雪、氷の礫(15cm)、体当たりなどで攻撃してきます。全く攻撃が当たらないので、どうでもいいのですが、少し不思議です。これは雪のゴーレムなんだろうか。魔物にしては、生命感が無さすぎです。

 火炎魔法で瞬殺しました。

 ドロップ品、10cm氷の属性付き魔石が20個。宝箱、あのかき氷機2台、金貨20枚でした。なんか・・・しょぼい。

 かき氷機は、氷をセットするのではなく、氷の魔石をセットして作る魔法具でした。暑い国でバカ売れしそうです。何かの為に取って置こう。

 こうやって、闇収納の中が片付かないのは感じていますです。ハイ。

 150階層ボス、体高10m、氷で出来たドラゴン。鱗も角も牙も、口の中も全て氷製です。これからは、生命の感じが伝わってきます。

 倒すのは簡単で、攻撃をサイドステップでかわして、腹の下に潜り込み、キックで蹴り上げ、ドラゴンを30m上の天井に叩きつけ、落下してきた所を下から飛び上がり、膝蹴りでドラゴンの頭にカウンターを入れ、頭が吹き飛んで終了でした。
 やっと力の吸収が、少しだけ感じられた。

 ドロップ品は、角2本、爪20本、鱗付き皮大2枚、鱗50枚でした。宝箱は、氷の属性付きのシミター1本と、水の属性付きトライデント1本、金貨50枚でした。

 この階からのドロップ品と、アイテムは全て闇に収納します。この階以前のものは、自分が欲しい物と、食料、お金を闇に、それ以外を道具袋に入れておく。

 これで今日の探査は終了です。

 外に出ると、丁度朝日が出てきたところで、すがすがしい朝です。迷宮の前に、軽食の屋台が出てたので、串焼き2本、サラダを挟んだサンドイッチ、果汁ジュース合わせて60Cで朝食です。家に帰っても、朝食終わってるし。

 朝食を迷宮の前の階段に座って食べながら、迷宮での事を考える。

 魔力って何だろう?

 ゴーレムは動力?や回路?として魔力が使用された半自動機械みたいな物だし、今日のドラゴンの様な、普通の生命体では有り得ない、無機質の体を持った魔物という生き物の生命力?の元だったり。魔力を持った生き物の魔力障壁に使われたり、物理法則を干渉する元になったりする。
 考えてみれば、龍やドラゴンなど、飛べる訳が無い。翼と体の比率がおかしすぎる。今もそうだけど、自分の魔力で体を包むと、外気温を遮断できてしまう。
 魔法もそう。魔力を元に魔法を使用すると、火の無い所で火が使える。これは物理法則に干渉しているといえないかな。

 こう言った事を考えていくと、魔力って、思いのエネルギー?創造の元?みたいな物かと思う。

 強く思い願った事をかなえる元となる物。

 魔物だって、この世界は神の管理世界だから、神が創った物になる。神の思い描いた結果、生まれた生命?

 こんな事を考えていると、とっても楽しくなる。

 もしかしたら、強い思いの適う世界かもしれないから。

 こんな事を考えていたら、結構時間が経っていた。冒険者ギルドに行こう。

 朝一で換金所に行き換金する。

 また山が4つ出来た。

 合計で1億1千万Cになった。ランクはSランク、レベルは1個だけ上がりました。やっぱり吸収が効率が悪くなっている。自分のレベルが上がった為だと思う。

 冒険者ギルドカードは以下のようです。


 Sランク  ライト  15歳 人間種 男

 レベル  109  職業 **の魔剣士
 体力    87  祝福 **の寵児
 魔力   591
 筋力    67  称号 食の探求者、龍の導師
 知力   111
 敏捷    97  迷宮階層       150階
 精神   131  魔物撃破数   25,211匹
 運    204  預金 110,542,064C

 ランクが上がるのに遅くなったのは、冒険者ギルドの利用度が関係しているからです。今回は換金してその代金を入金したのでカウントされるが、自前で使用や、ギルド外に販売はカウントされない。クエストや依頼などで入金されてもカウントされ、ギルドを使用したことになる。
 その為、自前の店舗や、王室に販売したら、実績にならない。俺は迷宮の高額品はすべてこれなので、あまり反映されないのです。

 今回もこの後、万単位以上は、商業ギルドカードに預金を移してしまうしね。

 さて、今日は帰って仮眠して、母さんとアマリリスで買い物でも行こうかな。

 そして転移する。





 
40歳人間の男性平均ステータスを言うと、レベル40 体力40 それ以外が20が平均値です。それぞれの数値は理由があってこの数字にして有ります。今は主人公の自覚がほとんどありませんが、人間の国に行くとライト君は自覚し始める予定です。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。