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経済
経団連会長が中国の防空識別圏設定を憂慮 「理解に苦しむ」
2013.11.25 17:56
経団連の米倉弘昌会長は25日の会見で中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)上空に防空識別圏を設定したことについて「日中関係をさらに刺激するものだ」と強い憂慮を示した。先週、日中経済協会の訪中団が中国側に交流の活発化で相互理解の深化を呼びかけた矢先の出来事に「理解に苦しむ」としている。
国会で審議されている特定秘密保護法案には「外交など国として秘密に処置しなくてはならない情報はある」と指摘したうえで「公務員が漏洩(ろうえい)しても罪にならないのはおかしな話だ」と述べ、同法に賛成する考えを示した。さらに「表現の自由にも限界はあり、知る権利にも制限があっていい」と強調。「国会できちんと枠組みをつくるべきだ」と語った。
コメの減反政策の見直しについては「減反をやめるとコメの値段が毎年変わる。いろんな手を使いながら需給のバランスをとっていくことだ」と語り、JA(農業協同組合)と連携してコメ加工品の輸出促進などの対応策を検討したいと述べた。
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