今季0勝の西口がクビにならなかったワケ
2013年11月25日 16時00分
やっぱり功労者は報われる。23日の契約更改で50%減となる3500万(推定)の提示にサインした西武・西口文也投手(41)に周囲から、そんな声が飛び交っているという。
関係者によれば、ベテラン右腕に今季課せられていた来季以降の現役続行ノルマは7勝。ところがふたを開けてみると、一軍登板は4試合のみでプロ19年目にして初の未勝利に終わってしまった。同じように一年の大半を二軍で過ごした40歳の左腕・石井一久氏が今季限りでユニホームを脱いだこともあり、一部で西口にはフロントから“肩叩き”に遭う可能性も指摘されていた。
それが減額制限の25%を大きく超えるダウン幅でありながらも現役続行にゴーサインが出されたのは、チーム関係者曰く「今回契約に至ったのはは西口のこれまでの姿勢のおかげで、功労金みたいなもの」。
振り返ってみると、確かにそうだ。FA流出が延々と続いている西武で、西口は過去に権利を取得しながら一度も行使していない。さらにこれまでの年俸更改でも「面倒くさい」と言い続け、基本的には1回でハンコを押してきた。球団内からも「アイツはお金に興味がない」との声が出ているほど。謙虚な姿勢は歴代の球団幹部たちのハートをガッチリとつかんでおり、その積み重ねが今季の契約更改で実った格好といえそうだ。
とはいえ、若返りを図らねばならないチーム事情を考えれば功労者への温情も来季まで。西口自身も「ラストチャンスのつもりでいく」と背水の陣で臨む覚悟を固めている。200勝まで残り18勝だけに、まだまだ終わるわけにはいかないようだ。
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