今ガラケーでもっともお得に契約できるとウワサの端末を購入してみた。

子供に持たせている携帯電話が契約から2年経ったのでMNPすることにした。新しく購入したのは、auの京セラ製端末『GRATINA』。いわゆるガラケーである。余談だが、私は「フィーチャーフォン」という呼び名が好きではなく、原稿でもほぼ使うことがない。何より発音しにくいし、電話会社のプラスイメージを持たせようとの必死さが感じられることも、受け入れにくい理由だ。いいじゃないかガラケーで。ユーザーは愛を持ってガラケーという言葉を使ってると思うぞ。

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新製品があまり投入されないこともあり、ガラケーの本体価格が高めに設定されている昨今だが、この『GRATINA』は、多くのケータイショップで、MNP一括0円で売られている。乗り換えに際して必要となるコストは、MNP転出手数料の2100円(この額は契約によって異なる)と契約事務手数料3150円の、計5250円だった。契約内容は次の通り。

プランEシンプル:780円

EZ WIN:315円

この端末、ガラケーなのに毎月割がなんと1050円も付くのだ。そのためユニバーサル手数料の3円を加えても、月額の最低料金は48円となる。

無料通話分はないが、EZ WINに入っているのでEメールは使い放題。ショップの店員による説明では、「EZ WINを外すと、毎月割の適用条件から外れる」ということだったが、KDDIお客様センターに確認したところ、毎月割の条件はプランEシンプルのみで、EZ WINを外しても問題ないとのこと。プランEシンプルのみだと毎月の最低料金は、ユニバーサル手数料のみの3円となる。

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本体はなかなかスリムで高級感もある。しかも防水・防塵、ワンセグやBluetooth、おサイフケータイ機能にも対応している。今使っている『P-07B』(写真右)もこれに乗り換えたいぐらいだ。

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有機ELのサブディスプレイの視認性もよい。時計がわりに使うのには重要。

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開いたところ。いたって普通のデザインだが、ディスプレイ上部の受話口がなく、ホコリが入る心配がない。

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充電端子はmicroUSB。これは相当うれしい。

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充電器は付いていないが、クレードルは同梱されている。

さて、基本的には子供が外出する時に持たせようと思っているが、ただガラケーとして使うのでは、この連載のタイトル的に違和感がある。そこで、この回線をスマホでも使うことにした。

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使用するのは、友人より譲り受けるauのAndroid端末『INFOBAR A01』。これにSIMカード(micro au ICカード02)を挿して使ってみようと思う(SIMカードのサイズが異なるのでアダプターと、端末のロッククリアが必要)。Wi-Fiがあるので、心おきなくネットが使えるし、電話番号があるのでLINEの登録も可能だ。


oguyanicon12文/小口 覺(おぐち さとる)
IT、SNS、スマートフォン、ネット、家電、ガジェットからサブカル、ビジネスまでゆる〜くカバーしているライター。  Twitter@oguyan