2013年11月23日10時48分
【高重治香】政府は22日、2015年に個人情報保護法を改正する方針を固めた。個人情報の保護を考慮しながら、インターネット上に蓄積された情報の「ビッグデータ」を、企業などが活用するルールを整える。ネット社会の進化で情報の扱われ方は大きく変化しており、03年の同法成立後、初めて本格的な改正に踏み切る。
政府のIT総合戦略本部に置かれた「パーソナルデータに関する検討会」がこの日、法改正を求める報告書の原案をまとめた。当初は16年の法改正を想定していたが、ビッグデータ上の個人情報の取り扱いをめぐるトラブルが増えており、1年前倒しする。
法改正では、個人情報の範囲を広げる。単独では特定の個人と結びつかない情報でも、ほかの情報と照らし合わせて実質的に結びつくようであれば、保護される対象にする見通しだ。
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