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【ゴルフ】森田 賞金女王再奪首 17番スーパーイーグル逆転V2013年11月25日 紙面から ◇大王製紙エリエール<最終日>
▽24日、愛媛県松山市・エリエールGC松山(6442ヤード、パー72)▽晴れ、気温16・1度、風速1・3メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽56選手(うちアマ5人)▽観衆5608人 2打差単独首位でスタートした森田理香子(23)=リコー=が後半31のチャージで通算15アンダーで優勝。6月サントリーレディス以来の今季4勝目、ツアー通算6勝目を挙げた。優勝賞金1800万円を獲得し、賞金女王争いで11アンダー7位だった横峯さくら(27)=エプソン=を約280万円上回り、前週奪われたランクトップの座をわずか1週間で奪い返した。1打差の14アンダー2位に藤本麻子(23)=富士通、12アンダー3位に上田桃子(27)ら4人。 「やりました! よかったです。でも途中は自分がヘタすぎてビックリしました」。会見で開口一番、森田の笑顔がはじけた。 9番パー5。第2打を「入れてはいけないバンカー」に打ち込み結局5オン2パット。「また、きょうもダメかって思ったでしょう?」。だが、森田自身は違った。「いつもいつも岡本(綾子師匠)さんに『勝負はバック9』と教えてもらってる。まだあきらめちゃいけない。後半がよければ優勝できるんだと、すぐに切り替えられた」 その言葉どおり10、11番で連続バーディー。16番パー3でピンそば1・5メートルにつけバーディーを奪い、クライマックスの17番パー5を迎えた。 残り195ヤードを3番ユーティリティーで打ち、グリーン右端へ2オン。カップまでは15メートルの下りフックラインが残った。「カッコイイこと言っていいですか? 見えたんですよ。2メートルぐらい曲がる弧のイメージが、きれいに描けた。入ってほしい。そう思って打った」。ボールは行く先を知っているかのようにカップに吸い込まれた。 「震えてたんです、入った時は。うれしくて、ちょっとウルッとしたぐらい。勝ちたい気持ちが強かったせいかもしれないですね」。起死回生、再逆転のスーパーイーグル。「でもまだ1ホール残ってる。浮かれてちゃダメ。18番は『ふんどし、ふんどし』って言いながら歩いてた」。これも岡本師匠の教え『最後にふんどしを締め直せ』のフレーズだった。 森田は「(さくらが今季3勝目を飾った)10月のマスターズGCレディースのころが一番きつかった。でも翌々週岡本さんとも話ができて、賞金女王を意識するのは悪いことじゃないって思えた」と苦悩の日々を明かした。「正直、先週さくらさんが抜いてくれてよかったとも思ってます。今週勝てたのは、最後まで頑張れってことかなって。さくらさんとの争いは光栄。すごくいい経験をさせてもらってる。楽しい」 本当の勝負は来週。そう口元を引き締めて、会見の席を立った。 (月橋文美) PR情報
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