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【プロ野球】

阪神入団の呉昇桓50セーブする 落合英二さん太鼓判

2013年11月25日 紙面から

落合英二さんが日本での活躍に太鼓判を押す呉昇桓。

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 金看板に偽りなし−。韓国・サムスンで昨季まで投手コーチを務めた本紙評論家の落合英二さん(44)が24日、教え子で、阪神入団が決定した呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)の日本での活躍に太鼓判を押した。「ヤマを張っても打てるボールじゃない」と断言し、シーズン最多セーブの記録更新の可能性さえ示唆した。

 韓国通算277セーブを誇る怪腕。最速157キロの快速球は、韓国内で「石直球」の異名を取る。昨年まで3年間、投手コーチとしてサムスンに在籍した落合さんが、教え子のポテンシャルを絶賛し、その活躍に太鼓判を押した。

 「日本でも間違いなく通用します。これは断言できます。年間40、50セーブぐらいは。体も強いし、記録更新できるんじゃないですか。あと最低5年はストッパーとして活躍できると思います」。藤川(現カブス)と岩瀬(中日)が持つシーズン46セーブの日本記録更新の可能性さえ指摘した。

 球種はストレートとスライダー。持ち球の少なさを心配する声もあるが「ヤマを張っても打てるボールじゃない」と言う。打者方向に踏み出す左足が、着地寸前でもう一度前に出るような独特の投球フォームも、落合さんは「打者はタイミングを取りづらいと思う」と、日本での活躍を後押しすると見ている。クイックモーション、バント処理、連係プレーなど、細かいプレーについても「何の問題もないです」と及第点を与えた。

 ハートの強さは天下一品だ。「精神力の強さは折り紙付き。顔に動揺が出ることがないし、いい意味での頑固さがあります。日本野球への対応力、順応性も高いと思うし、野球環境も良くなるので、今よりもっと力を発揮するんじゃないですか」と落合さん。新生ドラゴンズにとって、厄介な敵となることは間違いなさそうだ。 (鈴木健一)

 

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