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【プロ野球】楽天 仙台で日本一パレード 21万が「ありがとう」2013年11月25日 紙面から
球団創設9年目で初のリーグ制覇、日本一を決めた楽天の優勝パレードが24日、仙台市内で行われ、約21万4000人が駆けつけた。今オフ中にメジャー移籍の可能性があるエース・田中将大投手(25)は、宮城県民栄誉賞など4賞の授与式もあり大忙しの一日となった。 朝降っていた雨もすっかり上がり、パレードの出発時には、天も祝福するような日本晴れ。立花陽三球団社長とともにオープンカーに乗った星野仙一監督(66)は、帽子を取って沿道のファンの声援に両手を振ってこたえた。 「『おめでとう』という言葉より『ありがとう』と言われ、ぐっと込み上げるものがあった。ホントに優勝したんだな、という実感があった」と星野監督。県庁から出発したパレードは、街の中心を南北に走る東二番丁通りを約1・5キロ、約30分かけてゆっくり進んだ。 球団首脳陣や村井知事らが乗ったオープンカー5台の後には、昨年銀座で行われたロンドン五輪のメダリストパレードや巨人の優勝パレードに使われた赤いオープンバス5台が連なり、選手全員と球団関係者約100人が分乗した。 1号車には主将の松井、2号車には嶋、3号車に則本、4号車は銀次と、スター選手が別れて乗っており、最後尾5号車の左側先頭に、最大の殊勲者・田中。その姿が見えると、沿道からひときわ大きな歓声が沸き起こった。 パレードの実行委員会によると、人出は約21万4000人。仙台市の人口が約107万人だから、「仙台の5人に1人が見に来てたってこと!? すごい」と嶋。沿道では「ロッテの時には見られなかった。仙台でパレードが見られるなんて感激です」(仙台市在住・68歳元会社員)「今も仮設に住んでますが、楽天の選手には、本当に東北を元気にしてもらいました」(福島市在住・40代女性)など、喜びの声が聞かれた。 「これだけの賛辞をもらった選手達が、どういう気持ちでいるか聞いてみたい。もう一度やりたいという思いをもっともっと強く持ってほしい」。自身も初となる日本一を果たした指揮官が、次に狙うのはもちろん連覇。 「選手は今年中は喜んでもらってもいい。でも、私の頭の中は、もう9割が来季のことでいっぱい。また(パレードを)見せてあげたいね」と、早くも2014年に目を向けていた。 (竹村和佳子) PR情報
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