俊輔「痛みない」　磐田戦一夜明け

　９年ぶりの優勝に王手をかけた横浜Ｍは２４日、レギュラー組が調整に努めた。前日の磐田戦後、腹部に軽い痛みを訴えていたＭＦ中村俊輔（３５）も元気にクラブハウスに姿を見せた。「一夜明けて、もう痛みはない。また、動かしてみないと分からないけど取りあえずは大丈夫」とホッとした表情を浮かべていた。

　いまだコレステロールの高いものなどの食事制限はあるが、１試合フル出場してリバウンドが出なければ次節の新潟戦（３０日）もフル可動できる。俊輔以外にも満身創痍（そうい）のベテラン勢だが中沢、ドゥトラはいつも通りランニングなどで汗を流し、マルキーニョスは室内で回復に取り組んだ。

　練習前には樋口監督が「まだ何も手にしていない。新潟戦へ向けて最高の準備をしよう」と、２連覇を飾った２００４年当時の岡田元監督とそっくりな訓示を披露。ホームでの優勝決定に向けて、再び気合を入れていた。　（荒川敬則）