世界銀行のキム総裁は日本経済新聞社などと会見し、米の量的緩和縮小に伴い「経済的な弱みを持つ国があぶり出される」と述べ、一部新興国の構造改革を急ぐよう求めた。日本は女性の積極登用で労働市場の活性化を進めるべきだと語った。
日韓両国の訪問を前に取材に応じた。キム氏はインド、トルコ、インドネシアなどで一時起きた資本流出は「大規模な経常赤字と政府債務を抱える国の通貨と株価が市場で攻撃対象になった」と分析。米の緩和縮小でマネーが縮小すれば「一段と改革が困難になる」と強調した。
日本経済は「女性の労働参加低下が成長率下落の要因」として、女性登用が「極めて重要」と述べた。労働規制の見直しが「政治的に困難だが、必要なこと」とも指摘。積極的な財政、金融政策で4四半期連続でプラス成長を続ける現状を高く評価すると語った。(ワシントン支局)
キム、日本経済新聞社、緩和縮小
日経平均(円) | 15,381.72 | +16.12 | 22日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 16,064.77 | +54.78 | 22日 16:34 |
英FTSE100 | 6,674.30 | -7.03 | 22日 16:35 |
ドル/円 | 101.28 - .32 | +0.29円安 | 25日 7:55 |
ユーロ/円 | 137.26 - .30 | +1.08円安 | 25日 7:55 |
長期金利(%) | 0.625 | ±0.000 | 22日 15:46 |
NY原油(ドル) | 94.84 | -0.60 | 22日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。