経済超深海7800メートルの生物、世界初の3D撮影 「江戸っ子1号」帰還2013.11.24 18:41

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超深海7800メートルの生物、世界初の3D撮影 「江戸っ子1号」帰還

2013.11.24 18:41 地震・津波・地球科学
無人海底探査機「江戸っ子1号」が撮影した水深7800メートル付近の様子。ヨミノアシロとみられる深海魚が泳いでいる(海洋研究開発機構提供)

無人海底探査機「江戸っ子1号」が撮影した水深7800メートル付近の様子。ヨミノアシロとみられる深海魚が泳いでいる(海洋研究開発機構提供)

 東京の町工場が中心となって開発した水深8千メートルの無人海底探査機「江戸っ子1号」を載せた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船が24日、神奈川県の横須賀港に戻った。探査機の3D(3次元)ビデオカメラで日本海溝の水深7800メートルの様子を撮影し、ヨミノアシロとみられる深海魚やヨコエビが泳ぐ姿を確認。JAMSTECによると、超深海の生物が3Dカメラの映像で捉えられたのは世界で初めてという。

 潜水実験は21日から3日間行われ、探査機3機を房総半島の東に位置する水深8千メートル前後の海底に投下。今回の実験で、1平方センチ当たり800キログラムという水圧に耐えられたことから今後、実用化に向けた具体的な検討を進める。

 プロジェクトの呼びかけ人である杉野ゴム化学工業所(東京都葛飾区)の杉野行雄社長は「4年がかりでの開発の成果が出て感無量だ。今度は(水深1万1千メートルの)マリアナ海溝にチャレンジしたい」と話していた。

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無人海底探査機「江戸っ子1号」に手をおいて、ねぎらいの言葉をかける杉野ゴム化学工業所の杉野行雄社長=24日、神奈川県横須賀市の横須賀港(松村信仁撮影)
海洋研究開発機構の調査船「かいよう」から投下される無人海底探査機「江戸っ子1号」(海洋研究開発機構提供)
海洋研究開発機構の調査船「かいよう」に引き上げられた無人海底探査機「江戸っ子1号」(海洋研究開発機構提供)

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