2013年11月24日19時10分
【タクロバン=都留悦史】台風被害を受けたフィリピン中部タクロバンで24日、母国のプロボクサーが出場する復帰戦の観戦イベントがあった。被災者は試合が開かれたマカオからの衛星中継を街頭テレビなどで視聴。再起をかけて戦う元世界チャンピオンに自らの思いを重ねながら声援を送った。
タイトル戦に挑んだのは、かつて世界6階級制覇を成し遂げたボクサー、マニー・パッキャオ選手(34)。国民的英雄で、ミンダナオ島出身の下院議員でもある。試合前に、ファイトマネーを被災者に寄付すると宣言していた。
対戦相手はメキシコ系米国人で、世界ボクシング協会(WBA)元世界ライト級王者のブランドン・リオス選手(27)。過去33戦で1度しか負けたことのない強敵だ。大型スクリーンの前で約2千人が観戦した。英雄のパンチが決まるたびに「マニー、マニー」の大歓声に包まれた。
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