トップ > スポーツ > 野球 > 楽天が「田中マネー」で狙う野望

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

楽天が「田中マネー」で狙う野望
2013年11月24日 16時00分

 楽天・田中将大投手(25)の今オフのメジャー挑戦はどうなるのか。楽天・立花陽三球団社長(42)は、新しいポスティングシステム(入札制度)が成立しなかった場合や、成立したとしても落札金額が低かった場合には、移籍を認めないことを示唆。あくまで「田中マネー」にこだわるという。その裏には同社長が描く“野望”があるというのだが…。

 

 立花社長は田中との会談で、日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)の間で交渉が難航し、成立が暗礁に乗り上げている新制度の現状を説明。本人のメジャー挑戦の意思確認は行わなかったという。

 

 NPBから「MLBと再度、新制度について交渉する」と報告を受けたという同社長は「私の知っていることを説明させてもらった。NPBの説明を聞いた感触として、時間がかからないうちに(田中と)もう1回話し合いの場を持つことになるかな」と新制度が成立し次第、田中の意思確認を行うことを明言した。

 

 制度が決まらないことには何も始まらないが、新制度成立の遅れは来季のチーム作りが遅れることを意味する。その点を危惧している立花社長は、新制度成立のデッドラインについてこう話した。

 

「私の予想では一両日中にも決まると思う。ただ、アメリカの常識を考えるとウインターミーティング。そのへんまでが一つのキーになるかなと思います」

 

 仮に日本時間の来月10日から13日まで行われるウインターミーティング終了までに新制度が成立しなかった場合、入札制度を利用した田中のメジャー挑戦は認めない方針だという。

 

 田中がメジャー球団へ移籍するには「楽天が田中を自由契約選手とする」などの方法もある。だが、立花社長は「それは私の理解では難しい。(球団の)リスクが高いと思います」。これで、今オフに限っては入札制度を利用する以外での田中のメジャー挑戦の可能性はなくなった。

 

 とはいえ、制度が決まればいいというわけではない。球団として引けないのは新制度の内容だ。新制度は入札金の減額など、なるべく安く上げたいMLB主導の条件になることは必至。それだけに楽天は「ポスティングを利用するかしないかを判断するのは球団。新しい制度ができたら一回球団内でもむ(話し合う)ことになる」と、立花社長は田中に見合わない金額では受けないことも示唆した。

 

 無敗のエースを失う対価として“ある程度の金額”を主張するのは球団として当然。だが、ここまで入札金にこだわる理由は何なのか。球団内では「選手補強以外に、社長が描くポスティングマネーの使い道があるようだ」といわれている。

 

 今オフ、楽天はクローザー候補の助っ人投手を2人獲得予定。そのほかにも交渉中の西武・片岡、広島・大竹らFA選手の補強費用が必要だ。だが、それ以外に球団の構想として存在するのが、Kスタ宮城に隣接するコンドミニアムの建設だという。

 

「メジャーの球場でよくある“球場ビュー”の建物を建てる構想がある」(広告代理店関係者)

 

 パドレスのペトコ・パークやカブスのリグリー・フィールドなど、米国には試合を観戦できるコンドミニアムが球場に隣接している場所は数多く存在する。関係者の話を総合すると、立花社長が今シーズン中、メジャー球団の視察で渡米した際、そんな光景にインスパイアされ“楽天米球団化構想”が浮上。実際、今季のKスタ宮城に増席された「蔵王」「栗駒」と呼ばれる客席も「レッドソックスのフェンウェイ・パークをイメージして作られた」(別の球団関係者)そうで、構想の“序章”ともっぱらだ。もし建設が実現すれば、不動産収入も発生する案件。球団運営に一石を投じるビッグプロジェクトになることは間違いない。

 

 球団側が意思確認を行った場合、田中はメジャー挑戦の意思を表明することは確実視されている。そうなれば、最高の形は楽天が納得する金額をもらえる新制度が成立し、移籍が容認されることになるわけだが…。日本球界のエースをめぐる移籍問題は果たしてハッピーエンドを迎えることができるか。





ピックアップ
東スポ×競馬ラボ ジャパンC「アンカツGⅠ生討論会」&「成駿・柏木大放談」
アンカツらおなじみの出演陣がジャパンカップを巡ってガチンコ討論!

大人気「パチスロ エウレカセブン2」を徹底解剖しちゃうぞ!
あの「エウレカセブン」がパワーアップして登場して、ホールで人気沸騰中だ! 今回はその「パチスロ エウレカセブン2」を徹底解剖しちゃうぞ! 気になる人はこちらをクリック! 

小蜜こと副島美咲連載「東スポ芸能」で毎週土曜更新
様々なテーマとスタイルで小蜜があなたを骨抜きにします!

おすすめコンテンツ
キラリと光る才能を持つ超有望株たちに注目した

「メジャー屈指の救援投手」上原投手をクローズアップ

“女子アナセクハラ被害”を激白した元フジテレビアナ・長谷川豊が女子アナの“とくダネ”大放出!

第1回目は、本紙が撮影に成功したUFOのニュースをお届けします。

峯岸がAKBチーム4&研究生を毎週1人ずつ紹介します

ファイナリスト10人が最後の“激闘”

巨人とロッテで活躍。両チームで指導者も務めた山本功児氏が、その半生を振り返る(全27回)

東スポ動画
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。
注目コンテンツ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。