科学台風被害防止に応用も…H2A打ち上げの降水観測衛星、NASA公開2013.11.16 09:58

  • [PR]

科学

  • メッセ
  • 印刷

台風被害防止に応用も…H2A打ち上げの降水観測衛星、NASA公開

2013.11.16 09:58
H2Aロケットで来年打ち上げられる全球降水観測計画「GPM」の主衛星の想像図(NASA提供・共同)

H2Aロケットで来年打ち上げられる全球降水観測計画「GPM」の主衛星の想像図(NASA提供・共同)

 米航空宇宙局(NASA)は15日、日本のH2Aロケットで2014年初めに打ち上げ予定の全球降水観測計画「GPM」の主衛星を、米メリーランド州のゴダード宇宙飛行センターで公開した。今月中に鹿児島県の種子島宇宙センターに向けて航空機と船で輸送される。

 GPMは主衛星と8基の副衛星を組み合わせ、地球全体に降る雨や雪の95%を3時間ごとに観測できるようにする国際プロジェクト。天気予報の精度向上や豪雨、洪水対策に役立つと期待される。NASAの担当者は「フィリピンを襲ったような巨大台風の被害防止にも応用できるかもしれない」としている。

 主衛星はNASAと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発。重さ約3・9トン、高さ6・5メートル、太陽電池パネルを広げると幅13メートルにも達する大型衛星だ。(共同)

このニュースの写真

全球降水観測計画「GPM」の主衛星の前でNASAの責任者(左)と握手するJAXAの小嶋正弘プロジェクトマネジャー=15日、米メリーランド州のゴダード宇宙飛行センター(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital