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日馬焦って初黒星…北の湖理事長の予感的中
2013年11月23日 16時00分

稀勢の里に寄り切りで敗れた日馬富士

 大相撲九州場所13日目(22日、福岡国際センター)、横綱日馬富士(29=伊勢ヶ浜)が大関稀勢の里(27=鳴戸)に寄り切られて初黒星を喫した。

 

 日馬富士は「まだ2日ある。勝負事は何が起こるか分からない」と前向きだったが、横綱白鵬(28=宮城野)は全勝をキープ。厳しい状況に追い込まれた。

 

 くしくも数日前、日本相撲協会の北の湖理事長(60=元横綱)は両横綱の心理状況をこう指摘していた。

 

「横綱とは優勝の間隔が3、4場所あくと『忘れ去られる』と思ってしまう。日馬富士は4場所離れているから今場所は“何が何でも”という気持ちだろう。白鵬のほうは優勝を重ねているから余裕がある」

 

 白鵬は春場所から2度の全勝を含む4連覇中。すでに綱の責任は十二分に果たした。一方の日馬富士は初場所の優勝を最後に4場所連続でV逸。その間、優勝争いにも絡めなかった。5場所ぶりの賜杯が視界に入ったところで迎えた相手は4連敗中の稀勢の里…。心に「焦り」が生じたとしても不思議ではない。

 

 残り2日。果たして逆転Vはなるか。





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