国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」2日目(22日、宮崎・フェニックスCC=パー71)、松山英樹(21=東北福祉大4年)は71のラウンドでイーブンパー、首位と3打差の9位につけた。しっかりとV圏をキープし、賞金王の座も近づいてきた松山だが、実は“米国流”でグリップを変更したところ予想外の悪影響が出ていたという。
正午の気温が16・7度まで上がった2日目のコースにはショットのたびに何度もグリップを拭く松山の姿があった。グリップを拭くこと自体は珍しくないものの、この日は神経質なまでにタオルで汗をふき取るシーンが見られた。
実は約1か月前からグリップの色、メーカー、素材を見直した。この間に3種類のグリップをテストしている。進藤大輔キャディーは「あれだけ拭いているんでしっくりはきていないんでしょうね」。この日のグリップは先週から使用するものだが、まだ松山の手にはなじんでいないようだ。
そもそもアマ時代から愛用したグリップを替えた一番の理由はカラーリングにあるという。松山は青と水色のマーブル模様のグリップを使用していたが「米国では黒一色が主流でカラーグリップの選手はほぼゼロ。それで『黒がいい』となったようです」(契約するダンロップスポーツの関係者)。
グリップ変更の際、素材も樹脂製からラバー製にチェンジした。同関係者は「樹脂に比べラバーのグリップは多少水分を吸収するので、サッとひと拭きしただけでは汗が残った感じがあるんでしょうね」。先週の「三井住友――」(静岡・御殿場)は10度を下回る日もあったが、今回は南国・宮崎。気温差のため発汗量も違う。これが違和感につながっているわけだ。
今大会に勝てば、他の選手の成績次第で今季の賞金王が決定する。松山も「上に行くことが賞金王につながる」と優勝を意識した。しっくりこないグリップで上位につけたのはさすがだが、手に汗握るV争いの大詰めでも、いつも通りのプレーができるのか。
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