【東山正宜】宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)が共同開発した降水観測衛星(GPM)が24日、米国から北九州空港(福岡県)に到着した。衛星が入ったコンテナは鹿児島県の種子島宇宙センターへ船で輸送され、今年度内に打ち上げられるH2Aロケットで宇宙に運ばれる予定だ。

 GPMは、複数の衛星とともに地球全体の降水量を短時間で観測する計画を担う。天気予報の精度向上や災害対策に役立つと期待されている。観測レーダーをJAXAが、衛星本体をNASAが作った。

 衛星の到着は当初、22日の予定だったが、悪天候などの影響で2日延びた。